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『機動警察パトレイバー EZY』完成披露舞台挨拶。9年越しの願いが結実したレポート到着!

2026年5月15日(金)より全3章構成で順次劇場公開される新作アニメーション作品『機動警察パトレイバー EZY(イズィー)』。その完成披露舞台挨拶が新宿ピカデリーにて開催され、本作の監督を務めた出渕裕監督、久我十和役の上坂すみれ、天鳥桔平役の戸谷菊之介が登壇。さらに、観客へのサプライズゲストとして、シバシゲオ役の千葉繁も駆けつけた。

『機動警察パトレイバー EZY File 1』完成披露舞台挨拶

壇上で出渕裕監督は、開口一番「長い間、お待たせして申し訳ございません!」と深々と頭を下げた。2017年の製作決定発表から数えれば、実に9年越しの公開となる本作。だがその表情には、謝罪の言葉とは裏腹に、長年温め続けた作品をついて世に送り出す晴れやかさがにじんでいた。客席からは、その思いに応えるかのような温かな拍手が沸き起こった。「本当に感無量です。ちょっとだけ時間がかかってしまいましたが、楽しい作品にできたかと思います。月日は経ちましたが、変わらず『パトレイバー』であることを目指して作りました」。シリーズの核心を守り抜くことへの強い意志が、その言葉には込められていた。

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久我十和役を務めた上坂すみれは、自身もパトレイバーの大ファンだと公言していて「新作が始まることに一ファンとしてもテンションがあがっていましたが、まさかイングラム1号機のフォワードになれちゃうなんて!」と、キャスティングされた当時の興奮を語った。作品そのものへの言及もして「台本を読むと、『パトレイバー』”イズム”がひしひしと伝わってくる会話劇の巧妙さや、変わらない面白さがありました。旧作を知っているとよりグッとくるシーンもたくさんあるし、これから『パトレイバー』を知れる人はなんて幸せなんだろうと思います」と作品への熱い思いを語った。

上坂すみれ『機動警察パトレイバー EZY File 1』完成披露舞台挨拶

天鳥桔平役の戸谷菊之介は、オーディション合格からアフレコ本番まで、真摯な準備の姿勢で臨んだことを明かし「やはり会話劇の部分で役者としての腕も試されると思っていたので、覚悟と緊張を持ってアフレコ現場に行っていました」。さらに会場に集まったファンの熱量に触れ、「皆さんの愛を本当に感じる作品だなと思いますが、その分、歴戦の勇士である皆さんの前で話すのは少し緊張します」と、等身大の言葉を紡いだ。

戸谷菊之介『機動警察パトレイバー EZY File 1』完成披露舞台挨拶

それぞれの挨拶と作品へのコメントで会場が盛り上がる中、MCから「なんともう一方駆けつけてくださいました!」とアナウンスが入り注目の中登場したのは千葉繁。これまで初期OVA(アーリーデイズ)から実写版も含め『パトレイバー』シリーズに数多く出演しているレジェンド・千葉の登場に会場は驚きと喜びのリアクションにあふれ、この日一番の拍手喝采に。「最近千葉繁に似ている似ていると言われる、シバシゲオです。よろしくお願いします」とユーモアを交えて挨拶をすると、会場は笑いの渦に包まれた。2030年代を舞台にした本作では整備班の「顧問」という立場になったということもあり、イベント登壇では珍しくスーツを着用することにしたという。「今日は正装ということで、ネクタイとかもしめちゃってね。僕らはもう普段は、冠婚葬祭以外では着ないんですよ!」と今日の衣装についてもコメント。この人無くして『パトレイバー』は語れない、そんな千葉も加わり後半のトークパートへ。

千葉繁『機動警察パトレイバー EZY File 1』完成披露舞台挨拶

上坂は「本物のシバさんの“HELLO(ヘロー)!”を聞くことができて嬉しかったです」と『パトレイバー』ファンらしい目線でコメントをすると会場には深く頷き同意をするファンも!戸谷も「千葉さんが1話のアフレコの際にアドリブをたくさん入れていたのをみて、僕もすごくワクワクしていました。ここまでアドリブを入れることができるのが本当すごいです!」と大先輩への尊敬の念を口にする。そんな千葉は、「今回の『パトレイバー』は、本当に何にも考えなくていい!すんなり入って来ますよね。最高でした、試写会場で大笑いしちゃったんですよ。これぞパトレイバーという感じです」と本作へ太鼓判を押す。さらに予告映像の冒頭にも使用されているシーンで、これまでのシリーズの主人公・野明がイングラムにつけていたあだ名のステッカー「ALPHONSE」が読めず、「アルフォンセ…ス?」と十和が首をかしげる場面について、実は上坂のアドリブだったことも明らかに。出渕監督は、「十和はレイバーにそこまで興味のないキャラクターなので、その台詞を聞いて“たしかに十和はそうだよな”と思って、そのまま採用しました」と、裏話を明かすと、上坂はなんと記憶に無かったようで「え!?私のアドリブでしたっけ!?」と驚愕。続けて、「でも中の人的には、本当に読み間違えるわけないので…」と零すと、監督も「そういう意味でも、すごく十和を良く演じてくれてた」と褒めたたえると“アドリブ王”千葉さんも「アドリブは自然に口から出てくるものですから!計算じゃない!」とフォロー。息の合った掛け合いかつ貴重なアフレコ裏話で、会場を大いに沸かせた。さらに、とあるシーンについては特撮なども多く手掛ける映画監督・樋口真嗣に依頼して制作されたことも判明。できあがったコンテを見て「どこかで見たことのある映像に仕上がっているなと思っていたら、押井守監督のある作品と同じ構成でした。“これしか思いつかなくて”と強く推すので、(樋口)真嗣がそこまで言うのなら、とこの案を採用する覚悟を決めて、押井さんにも承諾をいただきました」と制作秘話を披露した。「HEADGEARの全員の名前をエンドロールに載せたくて、色々と試行錯誤しました。(このシーンにまつわることで)今まで見たことのないような肩書きで押井さんの名前がエンドロールに載っているので、ぜひ最後まで見てください!」と呼びかけた。

出渕裕監督『機動警察パトレイバー EZY File 1』完成披露舞台挨拶

最後の挨拶で千葉は「皆様の『パトレイバー』でございます!皆様の心に住んでいるそれぞれの『パトレイバー』が居ると思うんです。その『パトレイバー』を育ててもらいたいですね。ちょっと具合が悪いな、というような人も観たら健康になります」と、持ち前のユーモアと愛情を込めたメッセージで締めくくった。戸谷は「『EZY』をきっかけに『パトレイバー』という作品を知ったのですが、いま本当に、出会えて良かったと思うくらい大好きな作品になりました。より多くの方に知ってほしいと思うので布教活動を頑張っていきたいです」と、新世代の視点から作品の魅力を広げる意欲を示した。上坂は「大好きな作品に携わることができていちファンとしても演者としても本当に嬉しいです。みなさんの応援があれば無限に作れるはずです!」と熱く訴えた。そして出渕監督は「様々なジャンルに、色々とアプローチができる作品です。連続性のある作品が多い昨今、読み切り感のある本作を、初めて『パトレイバー』を見る若い人たちにも新鮮に受け止めていただけると嬉しいです」と語り、シリーズの持つ普遍的な面白さを確かな手応えとともに伝えた。そして登壇者が退場するかと思いきや、出渕監督のみが会場に残り、観客の皆様からの撮影OKというサプライズのボーナスタイムに突入。様々な方向へ目線を向けファンに手を振る出渕監督へ会場のいたるところから「面白かったよ!」「もう1回見ます!」「出渕監督、ありがとう!!」という賞賛の声が飛び交い、受け取った監督も笑顔でリアクションを返すあたたかな時間が流れた。ラストには大きな拍手に包まれながら監督も降壇し、最後の最後まで大盛況の中、イベントは幕を閉じた。

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『機動警察パトレイバー EZY File 1』完成披露舞台挨拶

日時:4月23日(木)

会場:新宿ピカデリー

登壇者:

出渕裕(監督)
上坂すみれ(久我十和役)
戸谷菊之介(天鳥桔平役)
千葉繁(シバシゲオ役

配給:松竹ODS事業室・バンダイナムコフィルムワークス

製作:機動警察パトレイバー EZY製作委員会

©HEADGEAR / 機動警察パトレイバー EZY製作委員会

File1(2026年5月15日公開):「トレンドは#第二小隊」「閑中妄あり」「ホンモノが一番」

File2(2026年8月14日公開): 「ワインと銃弾」「あさき夢みし」「恋のサバイバル」

File3(2027年3月公開):「おもちゃの国・前編」「おもちゃの国・後編」

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