劇団アレン座プロデュース舞台「HIDEYOSHI」が開幕!キャスト陣のコメントが到着!

劇団アレン座プロデュースの舞台「HIDEYOSHI」が2023年12月7日(木)より開幕した。本作は過去・現在・未来を駆け抜ける歴史エンターテインメント作品で、先日に実施されたゲネプロでは主演の足立英昭をはじめとしたキャスト陣が舞台に対する意気込みを語った。

劇団アレン座プロデュース舞台「HIDEYOSHI」
劇団アレン座プロデュース舞台「HIDEYOSHI」/©株式会社Allen


足立英昭(沢村藤吉 役)コメント

今日のゲネプロは本番のつもりで挑みました。カーテンコールの際、下手に座っていた方がとっても大きな拍手をしてくださっていてグッときました。それを見て僕は「あ、届いたのかな?」と、手応えというかホッとするというか、とても興奮したんです。照明・音・セットなど、舞台上では先進的な技術を使ってはいるけれど、生(なま)で演劇をやるという根本的なところは変わらずにあって。それを見に来てくださる皆様と共有できたらなら、こんなにも幸せなことはないと思うんです。そこを目指してやっていきたいです。


今回僕は「芝居は一人ではできないな」と原点回帰することができました。今、当たり前のことをすれば褒められたり、当たり前のことができない時代だったりと、まぁ色々とあるわけで。この作品・座組には僕の知っている当たり前がたくさんあって、それを同じように感じながら、ひとつひとつを特別に感じてくれている人たちが集まってくださっている。そんな人たちと鈴木茉美さんが描いた脚本の中で役を通して言葉を交わせることが面白いし、同時に怖くもあるんです。前に向かって進ませてくれているみんなに感謝だし、作品にも感謝。それを初日がまだ開けていないタイミングで感じられるというのは、それだけこの作品にポテンシャルが秘められているということ。このあとの本番で皆様の反応を見ることで「みんな必死に生きているんだな」と、『生(せい)』を感じていきたいです。一公演一公演、毎日が千穐楽という思いを絶やさずに演じます。ご来場お待ちしております。

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橋本真一(村井優斗 役)コメント

「ここの手順を通らないと」という段取りや決まりごとが他の作品よりも多い本作。だけど、今日のゲネプロでヒデ(足立)の顔が稽古と全く違ったんですよね。それを見て僕は素直に「抗わずに付いて行こう」と決めました。

稽古中に茉美さんに「色々な演劇経験やキャリアを積んできた人がいる座組だから、お芝居をする上での“共通言語”が違う。まずはそれを擦り合わせていきましょう」と言われたことがついさっきフラッシュバックしたんです。今この場でのゲネプロの話をみんなでしていると改めて「共通言語が一緒になっている!」と実感しています。一つの言葉でみんなが理解し合える状況になっているなと。それがすごく幸せです。このメンバーだからこそ描けるもの、そして、『生きる』ということをお客様に体感していただきたいです。

劇団アレン座プロデュース舞台「HIDEYOSHI」/©株式会社Allen
劇団アレン座プロデュース舞台「HIDEYOSHI」/©株式会社Allen
劇団アレン座プロデュース舞台「HIDEYOSHI」/©株式会社Allen


栗田学武 劇団アレン座(島野 明 役)コメント

ゲネプロもそうなのですが、場当たりから、客席で他のキャストの演技を見ていたんです。戦国時代や未来といった時代軸やテクノロジーの進化が入り組んでいる作品なので、その部分の表現がとても面白いと思います。源内と玄白が出てくるシーンはとくに最高で、僕のお気に入りです。

どの舞台でも、その座組が集まるのはそれっきりなわけですが、僕はこの座組やスタッフの方々が、一緒に同じ方向へ向かって行ける環境はとても貴重だなと感じています。「あっという間に千穐楽を迎えてしまうんだろうな」と思うととても寂しいのですが…。12月10日の、16時半の公演が終わる瞬間まで気を抜かずにこのメンバーと紡いでいけたらなと思います。



森田晋平(杉田玄白 役)コメント

稽古中と場当たり、そしてゲネプロ、どれも(演じ手の)感情が違ってくるんですよね。今日のゲネプロで印象的だったのはダッチ(足立)の顔つきがこれまでと全く違ったこと。僕と源内は江戸チームとして与えなければならないし、乱さなくてはいけない役割があるのですが、それより先に(足立から)受け取るものがすごかったんです。この感情を忘れたくはないです。


仲が良い人間が集まってやる演劇って自己満足が強くて客観視できないお芝居をしてしまったりするのですが、このメンバーは仲が良いうえでそれぞれが切磋琢磨しているんです。色々と言い合えるからこそ、より良い作品になっていっているのではないかなと。千穐楽のラストの瞬間までみんなで高め合っていきたいです。

劇団アレン座プロデュース舞台「HIDEYOSHI」/©株式会社Allen
劇団アレン座プロデュース舞台「HIDEYOSHI」/©株式会社Allen
劇団アレン座プロデュース舞台「HIDEYOSHI」/©株式会社Allen


佐藤弘樹(平賀源内 役)コメント

受け取るものが多くて良い意味で「迷える」選択肢があるゲネプロでした。稽古場で試していない選択肢も生まれて躊躇した場面もありましたが、このメンバーには試してみれば誰かそれに反応してくれるだろうなという信頼感があるんです。きっと無理やり変えなくとも勝手に変化していくと思うので、8公演それぞれがどうなるのかがとても楽しみです。


今回主演のダッチの色々な表情をもっともっと引き出せるように、色々なものを投げかける挑戦をしていきたいと思います。それを観客の皆様に見届けていただけたら幸いです。

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舞台「HIDEYOSHI」は若干数の当日券やオンライン配信チケットの購入も可能。また限定フォトブックレットやキャストの複製サインが入ったポスターが特典となるリピーターチケットも絶賛販売中。本作が投げかける、今この時代に『生きる』こととは何かというメッセージをぜひ劇場や配信で受け取ってみてほしい。

文 ナスエリカ



舞台「HIDEYOSHI」

舞台「HIDEYOSHI」

出演:足立英昭、橋本真一、栗田学武(劇団アレン座)、佐藤弘樹、森田晋平、葉月ひまり、原章子、桜彩、馬渕香那、伊藤静流、玉代勢幸大、赤名竜乃介 / 來河侑希(劇団アレン座)

作・演出:鈴木茉美

劇場:シアターサンモール

主催:株式会社Allen

期間:2023年12月7日(木)〜 12月10日(日)

©株式会社Allen

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