中江有里26年ぶりとなる主演映画「道草キッチン」が6月29日よりベトナムにて開催される第3回ダナン・アジア映画祭のパノラマ部門に招待され、ベトナム版ポスターが本日公開された。

本作の主演は作家、俳優、歌手などマルチに活躍する中江有里。大林宣彦監督が手掛けた映画「風の歌が聴きたい(1998)」以来26年ぶりの映画主演作となる。

共演には米国のエミー賞やゴールデングローブ賞を総なめにしている話題の『SHOGUN 将軍』で好演した金井浩人、映画『春原さんのうた(監督:杉田協士)』で主演を務め、マルセイユ国際映画祭にて最優秀俳優賞を受賞した荒木知佳、映画『誰かの花』(奥田裕介監督)の村上穂乃佳、映画「アウトレイジ 最終章」「首」など北野武監督作品の常連俳優であり、白羽監督作品も数多く参加している仁科貴、昨年の大阪アジアン映画祭招待作品であり、現在公開待機中の映画『すとん(渡邉りか子監督)』でメインキャストを務める本間淳志、映画「愛がなんだ」や Netflix「ちひろさん」など今泉力哉監督作品に出演する芝博文、また歌手やミュージカルの第一線で活躍する今陽子やミュージシャンの大塚まさじらも映画の主要な役どころで参加している。また、徳島県出身のピアニスト石井琢磨が参加、演奏曲「月の光(クロード・ドビュッシー)」がエンディング曲として作品に華を添えている。
STORY
更年期症状に悩む50歳独身の桂木さん。この先どうして生きていこうかしら。
都会で小さな喫茶店を営む主人公・桂木立(りつ)。家族や親戚もいない彼女は、余生を 1 人で生きていこうと決めていた。そんな折、再開発の影響でお店は立ち退きを余儀なくされ、閉店に。さらに、健康上の問題も重なり、将来への不安を抱え、茫然とする立。そこに突然、吉野川市から相続に関する通知が届いたことを機に、徳島への移住を決めた―
この映画は、主人公の立が初めて訪れる徳島の地で、様々な事情を抱えた地元の人々や、懸命に日本で生きるベトナム人たち、そして自然豊かな食材をもとに作られるベトナム料理を通じた至福の時間を経て、徐々に自分自身の中にある過去のわだかまりと真摯に向き合い、自分の生き方を見つめ直す、そんな女性の物語です。




白羽弥仁 監督コメント
本作は日本に住むベトナム人の50年の歴史をストーリーの底流に埋め込んでいます。本作が選ばれ、ワールド・プレミアをダナンで迎えられるという事は、映画祭関係者の方々が本作のテーマをきちんと汲んで下さったからだと理解しています。この栄誉に心より感謝致します。
映画「道草キッチン」

出演:中江有里 金井浩人 村上穂乃佳 本間淳志 ファム・ティ・フォン・タオ 荒木知佳 芝博文 仁科貴 大塚まさじ 今陽子 堀内正美 角田龍平 前田有貴 片嶺穂乃佳 四宮義斗 福永祥子 五十嵐美紀 狩場航大 松原洋 タ・ティ・ハン グエン・ティ・フェ メイリン 萬川奨 グエン・ティ・フェ 萬川なつ菜
監督:白羽弥仁
脚本:白羽弥仁 知愛
エンディング曲:「月の光」作曲:クロード・ドビュッシー
制作プロダクション:キョウタス
配給:キョウタス
宣伝:MAP
2025年秋全国公開予定