2019年10月16日(水) 東大和市民会館 ハミングホールにて東大和警察署、東大和地区防犯協会主催の地域安全市民のつどいが実施され警察庁「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)で特別防犯支援官を委嘱されている女優の飯豊まりえが出演し、 特殊詐欺への具体的な対策方法や、防犯意識を高めることの重要性を訴えた。
イベントで、都内における2019年の特殊詐欺の被害状況と、8月までの累計で2,577件、被害総額が約52億8,934円となっていることについて触れ、飯豊はこの被害状況に対して、「被害件数と被害額が昨年と比べて少し減ったといっても、まだまだこれほどの被害があるということに不安を感じますし、深刻な状況なんですね」と、やりきれない思いを話した。また、「自分は絶対に騙されないと思っていても、その隙をみて犯人はつけ狙ってくると思うので、”自分は大丈夫”と思わずに、防犯意識を持って頂きたいと思いますね。」とコメント。
特殊詐欺への対策方法としては、『自動通話録音機』の導入が有効で、この自動通話録音機とは、電話の呼び出し音の前に、”このメッセージは録音されています”と流れることで、声が残ることを嫌う犯人に、詐欺の電話をかけることを諦めさせることができる。飯豊は、自動通話録音機の導入について、「自分のお爺ちゃん・お婆ちゃん・両親が電話に自動通話録音機を取り付けたりするよう、私達の若い世代から言ってあげなきゃいけないなと思いますし、登録していない電話には出ないことを徹底した方が、被害は減るんじゃないかと思います。」と若い世代から率先して家族を守ることの大切さについて言及した。
他にも、特殊詐欺から身を守る対策方法として、飯豊は「家族だけが知っている”合言葉”を1つ決めることが大切です!電話をした時に、決めておいた合言葉と違う言葉が返ってきたら、その電話は怪しいかもしれません。ご自宅に帰ったらすぐにご家族で合言葉を決めて頂きたいです。」と呼びかけた。
また、最後に来場者に向けてメッセージを求められると、飯豊は「私たち世代の20代前半の人たちが、特殊詐欺に対して意識をもって、家族を守っていかなきゃいけないなと思ってこのようにSOS47の活動をしているのですが、皆さんも、自分自身・家族を守る為に、1人ひとりが特殊詐欺への対策を取っていただきたいと思います。」と会場に集まった人に強く訴えた。