阿部寛がキャスター役に初挑戦した映画『ショウタイムセブン』の公開記念舞台挨拶が2月8日（土）丸の内ピカデリーで開催され、阿部寛、竜星涼、生見愛瑠、錦戸亮、渡辺一貴監督が登壇した。
ラジオ番組に1本の電話。直後に発電所で爆破事件が起こる。電話をかけてきた男から交渉人として指名されたのは、国民的ニュース番組「ショウタイム7」の元人気キャスター・折本眞之輔（阿部寛）。突如訪れた危機を番組への復帰チャンスと捉え、生放送中のスタジオに乗り込み、自らがキャスターとして犯人との生中継を強行する。一歩でも出たら即爆破という中、二転三転しエスカレートする犯人（錦戸亮）の要求、そして周到に仕掛けられた思いもよらない「罠」の数々。なぜ彼が指名されたのか？折本が選ぶ予測不能の結末。あなたは《ラスト6分》に驚愕する。
イベント冒頭の挨拶
錦戸亮：僕自身映画に出ているのに誰にも言えないまま、出てるのにな～と思いながらやっと言うことができました。感想を友達なり家族なり身近な人からの口コミが1番信頼できるので、たくさん口コミで広めてください。
本作を観て感想は？
錦戸亮：スピード感がすごくて、ここからどうなるのってなります。犯人役として出て、緊迫感もありました。撮影はずっと寒い所で毛布にくるまって待っていたので、いきなり本番始まって俺言わなアカンとか、そこの緊迫感が一番あったかもしれないですね。みんな一生懸命撮影しているのに、静かなところに1人でいるから気づかない時があって。1人なんですよ毛布くるまって。スタジオだから空調効いていて。
阿部寛：錦戸さんが出てくるまでずっと僕らの芝居に待ってくれて、1日10時間とか映らないのに来てくれていて。それで僕らは現場の声は聞こえてるけど、会ったらいけないから全然違うとこにいて。ずっと緊張感を高めてくれました。
錦戸亮：画面に映っている阿部さんに向かって声を出して演技してました。待ち時間もたくさんあったので、その間に阿部さんが出演していた音楽隊の映画をタブレットで観ていました（笑）
前日、犯人役として出演しているのが解禁されて
錦戸亮：大阪の友達が「亮、声似てんな！」くらいでしたね。すぐ俺だって言いましたよ。友達に映画出てることも言っちゃダメなんですか（笑）
錦戸さんの演技はどうでしたか？
阿部寛：ついに犯人に会えたっていう喜びがもう尋常じゃなかった。入ってくるときも後光が差すみたいな。ようやく会えた折本の気持ちと、こいつだったのかっていうことがリンクして、その日は貴重な心の空気感を味わえて、本当にすごい待っていただいたことが効果があったなと思いました。
モニターで見ていたショウタイムセブンの現場に乗り込んで
錦戸亮：撮影が始まった時は「やっときた！」って思いました。スッピンで化粧もしないメイクもせずそのまま帰るっていうことがずっと続いて。やっと出れるってなっても僕スッピンなんですよ。ここでもメイクしないんだと。特殊な環境ですよね。ずっと阿部さんと喋れなかったという。
阿部寛：会ったらいけないみたいな雰囲気あったし、会話しちゃいけないみたいな雰囲気があるから、すっと来て、すっとブースに入るんですよ。そこがなんかすごく不思議な経験でしたね。だからこそ最後に出てきた時にバーンっていう感じが生かされたと思いました。
錦戸さんからみて阿部さんはどうですか？
錦戸亮：本当にスラッとしていて、近くによったら見上げないと。ずっと見てた人ですし迫力じゃないですかね。
阿部寛：僕は現場で話したかったけどキャスターの役だから、あんまり話しちゃいけないと思ってたんだけど、横から「今日何食べました？」とか「それ何飲んでんですか？」とかチャチャ言ってきてね。
錦戸亮：ちょっと待ってください。僕チャチャなんですか（笑）
錦戸さんと竜星さんの関係性は？
竜星涼：すごい久しぶりで10年ぶりぐらいの共演で、その時は僕が生徒で錦戸さんは先生だったんです。だから僕からすると先生出てきた！みたいな。その時の役で言うと「平ちゃん」みたいな感じで。
錦戸亮：僕は久しぶりの感じ無かったですけど（笑）生徒の一人だったけど、今はキャスターとしてしっかりやってるし。良い歳の重ね方したなと。
生見愛瑠：なかなか現場では錦戸さんとお話出来なくて、今楽しいです。
錦戸亮：めるる何で僕からそんな隠れるの？
生見愛瑠：でも今日お会いできて嬉しかったです。
竜星涼：めるるはバラエティーの感じでなく現場では俳優の顔してるから、吉田鋼太郎さんも気づかなかったくらいだし。
生見愛瑠：クランクアップまで「めるる」って気がつかなかったらしいです。
共演者の意外な一面は？
阿部寛：めるるが怖かったです。綺麗な方だしクールそうに見えて。何を喋ろうか考えていたら竜星と喋っていて。話してみたらそのまま裏表なく感じが良かったです。それが印象ですかね。
生見愛瑠：嬉しいです。
竜星涼：阿部さんって朝から炭酸飲料飲んでシュワッとさせるのが意外でした。
阿部寛：それはホント好きなんです。
最後に
阿部寛：この映画は僕も劇場で観たいなと思いました。劇場で観ないとわからないなと。どこかで僕も潜入して、この体感型で一緒の空間で楽しむ、そういう作品だと思いました。これから見る方もぜひ劇場でお楽しみください。今日はありがとうございました。
映画『ショウタイムセブン』
出演：阿部寛 竜星涼 生見愛瑠 前原瑞樹 平原テツ 内山昂輝 安藤玉恵 平田満 井川遥 錦戸亮 吉田鋼太郎
監督/脚本：渡辺一貴
原作：The film “The Terror, Live” written and directed by Kim Byung-woo, and produced and distributed by Lotte CultureWorks Co., Ltd. and Cine2000
配給：松竹 アスミック・エース
©2025『ショウタイムセブン』製作委員会
映画『ショウタイムセブン』大ヒット上映中
