歌手の松田聖子が初監督務めた作品『フォークロア2:あの風が吹いた日』が、東京国際映画祭で初披露される。
2021年10月30日(土)~11月8日(月)開催の第34回東京国際映画祭。今年から開催が六本木地区から日比谷・有楽町・銀座エリアへの移転し、東京国際映画祭が新たに生まれ変わる年になる。本年度から新たに新設された「TIFF シリーズ」部門。テレビ放送、インターネット配信等を目的に製作されたシリーズものの秀作を、日本国内での公開に先駆けてスクリーンで上映するというコンセプトの部門において、松田聖子が初監督を務めた『フォークロア 2:あの風が吹いた日』が、東京国際映画祭で世界初披露される。
「ゲーム・オブ・スローンズ」などで知られるHBOが展開するHBOアジアのホラーアンソロジーシリーズ「フォークロア」は、斎藤工と松田聖子が共演した『家族のレシピ』(18)などで知られるシンガポールの巨匠監督のエリック・クーが製作総指揮を担当し、シーズン1では、日本・韓国・インドネシア・マレーシア・シンガポール・タイの6ヵ国の気鋭監督が、古くから伝わる伝承を基に各国の文化や社会問題について紐解いた作品が上映され、日本からは主演として北村一輝、監督として齊藤工が参加していた。
シーズン2では、監督が一新され、タイのシティシリ・モンコルシリ監督、台湾のシー・ハン・リャオ監督、フィリピンのエリック・マティ監督、インドネシアのビリー・クリスチャン監督、シンガポールのニコール・ミドリ・ウッドフォード監督、マレーシアのブラッドリー・リュー監督、そして日本では、松田聖子が担当。本作が監督デビュー作となる。
『フォークロア2:あの風が吹いた日』のストーリーは、高校生のミカが憧れの歌手KENのコンサートに行くためにアルバイトに励んでいる。ある日、ミカは公園でひとりの男がギターを弾きながら歌を作曲しているのに居合わせる。アドバイスを求められたミカは、その男がKENであることに気づくという、ファンタジックなラブストーリー。森崎ウィンがKEN役を、高橋春織がミカ役を務め、モト冬樹、木村多江など経験豊かな俳優陣が共演している。
今回、東京国際映画祭では、『フォークロア2』の7本の内、ニコール・ミドリ・ウッドフォード監督『お出かけ』、松田聖子監督作品『あの風が吹いた日』の2作品が上映される。第34回東京国際映画祭は2021年10月30日(土)~11月8日(月)日比谷・有楽町・銀座地区で開催。
東京国際映画祭公式サイト:https://2021.tiff-jp.net/
『フォークロア2:あの風が吹いた日』予告編 -YouTube
『フォークロア2:あの風が吹いた日』
55分 日本語 2021年 日本
監督:松田聖子
出演:森崎ウィン、高橋春織、モト冬樹、木村多江
©2021 HBO Pacific Partners, v.o.f Folklore is a service mark of HBO Pacific Partners, v.o.f.