俳優の水上恒司が2月6日(木)日本映画テレビプロデューサー協会主催の「2025年 エランドール賞」新人賞を受賞した。
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水上は映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」、映画「熱のあとに」、「劇場版 アナウンサーたちの戦争」、映画「八犬伝」、映画「本心」、ドラマ「ブギウギ」、ドラマ「黄金の刻」、ドラマ「ブルーモーメント」での演技が評価され新人賞を受賞。
壇上で水上は数年前の映画賞で崇拝する元プロ野球選手・落合博満氏の話をした際に「大いにスベりまして(笑)僕、個人的には気に入ってるんですけど」と切り出し、「そのお話がしたいのですが…いろんな大人たちに止められて、『それだけは絶対話すな』って言われたんで、割愛させていただきたいと思います」と笑顔で打ち明ける。
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そして映画「死刑にいたる病」で共演した阿部サダヲがお祝いゲストとしてサプライズ?で登場。水上は阿部が登場することに勘づいていて、司会からも「水上さんも予想されていましたが…」と紹介され阿部は「ちょっと良くないな。一応サプライズってことになってるじゃないですか?ちょっと1回出直します」と再び登場からやり直すことに。
阿部は一度降壇し、司会は「今までこんなエランドール賞があったのでしょうか?」と仕切り直し。続けて「水上さん、どなたが来るかはわかりません。緊張の面持ちでお待ちいただければと思います」と紹介され再び阿部が登場する。会場が笑いに包まれる中、お祝いメッセージを求められた阿部は「ちょっと天候が荒れて来るか迷ったけど来たよ」と語りだし、「落合さんの話は止められて良かったね。僕も一応『落合博満の言葉』っていう本を水上くんのために買ってあるから、あげるね」と水上のスピーチと繋げ、会場を盛り上げた。
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囲み取材で水上はエランドール賞新人賞受賞について「歴史ある栄えある賞ですので、尊敬している阿部さんと一緒に登壇できたっていうのは何より嬉しかったです」と笑顔で語る。エランドール賞のイメージについては「話題作だったり、露出が多くテレビをつけたら皆さんが知っている方々が受賞しているイメージです」と喜びを噛みしめる。今年の目標については「僕がこの世界に入った当初から毎年の目標というか思い続けているんですが、前年を超えていけるような活動と言うか、生き方をしていきたいなって毎年思っているんで、今年も引き続き意識していきたいです」と抱負を語った。
2025年 第49回「エランドール賞」
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「エランドール賞」新人賞は一年を通じて最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られる賞。2025年は、水上恒司のほか、高橋文哉、河合優実、趣里、若葉竜也、松本若菜が受賞した。