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田中未来監督 初長編作品『シルバー・エクスプレス』製作決定!

第78回カンヌ国際映画祭ラ・シネフ部門で『ジンジャー・ボーイ』が第3位に入賞、第21回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門で『ジンジャー・ボーイ』がJAPAN CUTS Award、最新作となる短編『ブルー・アンバー』が芳泉短編賞<スペシャル・メンション>をダブル受賞するなど、今最も目が離せない存在となっている田中未来監督の初長編作品『シルバー・エクスプレス』の製作が決定した。

『シルバー・エクスプレス』

<自分とは異なる環境や価値観を持っている「他者」を想像することの難しさと大切さ>をテーマにして紡がれた田中監督のオリジナル企画・脚本の秀逸さに魅せられたプロデューサー陣による製作委員会が発足。今後の日本映画界を担う”ニューウェーヴ”とも言える新進気鋭のキャスト陣が集結。オーディションで抜擢された本作で映画初主演となる岡本ゆい、『HAPPYEND』が日韓で大ヒットを記録・田中監督の短編『ブルー・アンバー』でも主演を務めた栗原颯人のほか、中村里帆、山脇辰哉、中井友望、高橋璃央、中島侑香、斉藤里奈、佐久間祥朗、大瀧慶祐らの出演も明らかになった。本作は12月上旬より撮影を開始しており、2026年度中の公開を目指して、製作支援クラウドファンディングが実施される。

『シルバー・エクスプレス』出演者



岡本ゆい=古畑智絵里・役 コメント

古畑智絵里を演じさせていただきます 岡本ゆいと申します。長編映画初主演作が『シルバー・エクスプレス』になることはとても有難く、光栄に思います。この脚本を読んだ時、人との関わりや、繋がっていたいという気持ち、またエゴや偏見について改めて見つめ直したことを鮮明に思い出せます。どう捉えるか、どう考えるか、誰に対しても柔らかい世界でありたいと願いながら現代を生きる様々な人々に届くことを心から祈っております。素敵なキャストさん方、スタッフさん方としっかり手を繋ぎ創っていきますので、応援よろしくお願いします。



栗原颯人=木崎翔也・役 コメント

木崎翔也を演じさせて頂きます、栗原颯人です。「ブルー・アンバー」に引き続き、田中組の撮影に参加させて頂くことができ、大変嬉しく思っております。今回の「シルバー・エクスプレス」の脚本を読み、自分の価値観やこれまでの生き方について、改めて考える機会となりました。私たちは自分が生きてきた環境や、培ってきた基準を通して他者を理解しようとします。自分にとって当然であることが、他者にとっても当然であるとは限らない。その事を受け止め、尊重し、歩み寄る姿勢が求められていると感じました。本作を通して、皆様にとって多様性の生き方について考えるきっかけとなれば幸いです。



中村里帆=三浦由紀・役 コメント

脚本を初めて読んだ時、心の奥にしまい込んでいた痛みをそっと撫でられるような感覚がありました。経験のない作風や役に挑む緊張はありますが、田中監督とコミュニケーションを重ね、演じる由紀という人間の輪郭が少しずつ見えてきました。現場でもどんな景色が見られるのかと、気持ちがふくらんでいます。少しでも多くの方にこの作品が届く事を願っています。

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山脇辰哉=斉藤和馬・役 コメント

わたしとあなたの間に広がる「普通」がピッタリ重なることはきっとなくて、だけどこの世は「普通」で溢れかえっていて、今もきっとどこかでふつうに「普通」と言われているんだと思います。普通って何なのでしょうか。そんなことを思いながら脚本を読む日々です。撮影はきっとその答えを探す日々になるんだと思います。見つかるかは分かりませんが、凄く楽しみです。



高橋璃央=石井圭太・役 コメント

ご一緒するのが楽しみなキャストが揃い撮影がとてもワクワクしています。今の時代にとても必要なメッセージ性がある映画になると思います。僕自身も脚本を読んで色々な事に気づかされましたし、こんな素敵な映画に携われる事がとても光栄です。是非沢山の方にご覧いただけますと嬉しいです!



中島侑香=田辺すみれ・役 コメント

登場人物それぞれ孤独を抱えていて、何かしらで埋め合わせようとする中、自分の生き方を貫く智絵里にすみれは魅了されていきます。そんな2人のシーンを初めて読んだ時、「この役を絶対にやりたい」とオーディションを受けた記憶があります。撮影はこれからですが、俳優部の皆さんとのお芝居を存分に楽しみたいと思っています。



中井友望=明日香・役 コメント

この世には様々な人が居て、人の数だけ人生や考え方があって。だからこそ他者を思いやることを大切にして生きていたい。ちゃんとそう、思っているはずが、ふとした時結局「自分」と「自分ではない人間」の2種類でしかないんだな、と無意識に冷淡に、他者を遠ざけることを手に取っていたりします。人と関わることの途方もなさを身に染みて感じながら、この作品に参加できればと思います。



斉藤里奈=梨子・役 コメント

脚本を読んで、現代に合った内容だなと感じました。多様性という言葉が独り歩きしているような世の中で、この作品を作ることの意義を感じました。また個性的な素敵な俳優部の皆さんとご一緒できること、とても楽しみです。梨子役としてきちんと向き合って、お芝居したいと思います。



佐久間祥朗=駿・役 コメント

初めまして、佐久間祥朗です。田中監督とはこの作品でご一緒するのは3回目になります。まだまだ拙い僕ですが、この作品に少しでも味付けを出来るように、監督をはじめ、スタッフ・共演者の皆様と共に良い作品にしたいです。そしてこの作品を鑑賞した方に大小問わず何か心境の変化を与える事が出来たら本望です。宜しくお願い致します。



大瀧慶祐=啓介・役 コメント

配信が増え映画をサブスクで楽しめる時代ですが、田中未来監督の作品は何年経っても見返したくなる、この時代のクラシックになると思っています。そう思える作品に携われることを幸せに感じ、少しでも力になれればと思っています。



田中未来(監督・脚本)コメント

本作は他者に恋愛感情を抱いたことがない主人公の物語ですが、根本的な焦点は、「自分と他者は違う」という部分です。他者を愛せない人もいるし、同性しか愛せない人もいる。人間自体が恋愛対象ではない人もいる。世の中には、さまざまなセクシュアリティを持った人々が暮らしています。セクシュアリティだけの話ではありません。動物を飼っている人には、その人にしか分からない生活リズムがある。新作映画を公開初日に観ることを優先して生きている人だっている。その人なりの価値観や生き甲斐があり、その人なりに暮らしています。その中で、自分とは違う「他者」の気持ちを想像することは、私たち人間がお互いを尊重し快適に暮らしていくために必要な力なんだと思います。本作は、自分とは異なる環境や価値観を持っている「他者」を想像することの難しさと大切さを描きます。



ストーリー

他者に恋愛感情を抱いたことがなく、恋愛経験がない智絵里(岡本ゆい)は、いつもどこか孤独で浮いている。近しい友達の由紀(中村里帆)など、対人関係も うまくいかないばかりか、恋愛映画を見ても登場人物に共感できず、親しい男友達・斉藤(山脇辰哉)からの好意にはうまく応えられない。そんな智絵里はある日、自分と同じように恋愛感情を抱かない男性、翔也(栗原颯人)と出会う。二人は意気投合し、「自分たちは一人じゃなかった」と喜び合う。しかし、限りなく似ている二人には、決定的な違いがあったーーー

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『シルバー・エクスプレス』

出演:岡本ゆい、栗原颯人、中村里帆、山脇辰哉、中井友望、高橋璃央、中島侑香、斉藤里奈、佐久間祥朗、大瀧慶祐 ほか

監督・脚本:田中未来

制作プロダクション:Libertas

配給・宣伝:KeyHolder Pictures/SPOTTED PRODUCTIONS

©2026 SILVER EXPRESS Film Partners(SAIGATE・UNITED PRODUCTIONS・クロックワークス・SPOTTED PRODUCTIONS・フェローズ・ボダパカ・示示・Libertas ・Atemo)

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