NGK株式会社(旧・日本ガイシ株式会社)は、リチウムイオン二次電池「EnerCera®(エナセラ)」を搭載したLED内蔵のバングル「EnerCerLight® BANGLE(エナセライトバングル)」を開発し、アイドルグループ「SKE48 Team E」の公演で、実証試験を行った。EnerCeraの薄型・軽量・安全・高出力という特長を生かした電子デバイスの開発を推進し、需要が見込まれるエンタメ関連アイテムへの採用拡大を目指している。

「EnerCerLight BANGLE」の特長

EnerCerLight BANGLEは、半透明のバングル内部にEnerCeraと電子回路が搭載されており、ボタン操作によってバングル全体を光らせることができる。Bluetooth®などの無線通信で色の変更や点滅が操作できるため、自動制御によりライブとリンクさせた一体感のある演出を可能にする。搭載される「EnerCera Pouch(エナセラパウチ)」は、厚さ0.45mmと薄型・軽量の半固体電池で、破れたり穴が空いたりしても発火や高温による火傷の可能性が極めて低い安全性の高い電池。曲げ耐性があることから湾曲した面にも装着が可能で、搭載スペースに縛られない自由なデザインに貢献する。USB-Cによる充電にも対応していることから、使用者、販売者にとって扱いやすい電子デバイスとなっている。
SKE48 公演実証試験の内容

本実証は、地域に根差したエンターテインメントの場で、新しいライブ演出の可能性を検証することを目的として、NGK株式会社の本社がある名古屋市を拠点に活動するSKE48との連携により実現。EnerCerLight BANGLEによる会場全体の一体感を高める光演出と、実際のライブ空間での効果を確認したいという両者の狙いが一致し、実施に至った。実証では、SKE48 Team Eの公演来場者約270名がEnerCerLight BANGLEを身に着け、無線通信による点灯演出や公演中の使用感に対する印象についてアンケート調査を実施。その結果、約7割の来場者から、EnerCerLight BANGLEの軽さに対する高評価をはじめとする多くのコメントを受けた。また、SKE48 Team Eのメンバーからは、バングルの演出による一体感がパフォーマンス向上に繋がったといった好意的な評価が得られ、ステージ側から見た演出効果についても確認することができた。実証で得られた意見やコメントは、今後の製品開発およびマーケティング活動に生かし、ライブ演出にとどまらない多様な体験シーンにおけるEnerCeraの新たな活用可能性を検討している。
「EnerCerLight BANGLE」の開発経緯

NGK株式会社はEnerCeraを活用したさまざまなデバイスの企画、設計、製造に取り組んでいる。なかでも有望な「推し活」市場をはじめとするエンタメ分野の用途開拓を積極的に進めていて、発光・音声機能がある充電式アクリルスタンドのEnerCerLight STAGEなど、関連アイテムの開発に注力している。EnerCerLight BANGLEは、従来のLEDバングルになかったバングル全体の均一的な発光が特長で、薄型・軽量で曲げることができ、安全性も高いEnerCeraの特性を生かした一般消費者向けのウエアラブルデバイスの一例として、開発を進めていた。デザインを損なうことなく機能と安全を担保することに成功した製品として、これまでにない斬新なアイテムが求められるエンタメ事業で評価され、幅広いアーティストとの連携に繋がっていくだろう。

