アジア・フィルム・アワード・アカデミー(以下、AFAA)は、2025年3月16日(日)香港で開催予定のアジア全域版アカデミー賞「第18回アジア・フィルム・アワード」(以下、AFA)で、AFA史上初めて、AFAアンバサダーとアジア各国4人の若手俳優からなるユース・アンバサダーをAFAの顔として迎えることを発表した。AFAアンバサダーには、俳優のディーン・フジオカが就任。また岡田将生がユース・アンバサダーとして、オークベープ・チュティモン(タイ)、リン・ボーホン(台湾:林柏宏)、ロー・ジャンイップ(香港:盧鎮業)、とともに、18回目のAFAを盛り上げる。
5人の才能あふれる俳優たちは、多様性に富んだアジア各地域から集い、それぞれ独自の文化、キャリア、演技スタイルを持ち、本年のAFAのテーマ「Empowering Ideas Together」を体現。彼らはアンバサダーとして、AFAの授賞式や関連イベントに参加し、映画ファンと交流しながら、アジア映画の多様で豊かな文化の魅力を発信。
AFAアンバサダーに就任したディーン・フジオカは、香港でモデルとして活動を始め、映画『八月の物語』(’05)の主演に抜擢され、俳優デビュー。その後台湾に拠点を移し、台湾の大人気TVドラマ「ホントの恋の見つけかた(原題:轉角遇到愛)」(‘07)や「笑うハナに恋きたる(原題:不良笑花)」(’08)等、数々のドラマ、映画、TV等に出演し、アジア全域で早くから注目を集めた。2011年から日本でも活動を開始し、NHKの「あさが来た」(’15~’16)での演技が高く評価され、多くの賞を受賞。俳優業にとどまらず、音楽活動でもその多才ぶりを発揮し、ソロアルバムをリリースしたり、映画やテレビのテーマソングを手掛けるなど、ジャンルを問わず幅広く、またグローバルに活躍している。
ユース・アンバサダーの一人、岡田将生は、2006年のデビュー以降、数多くのテレビや映画の作品に出演し、活躍。初主演映画『ホノカアボーイ』(’09)では日本アカデミー賞を含む国内映画賞の新人賞を多数受賞したほか、翌2010年には『告白』、『悪人』の際立った演技で対照的なキャラクターを見事に演じ分け、強い印象を残した。その後もアジア全域で人気の高いテレビドラマシリーズ「リーガル・ハイ」や「ゆとりですがなにか」など多くの作品に出演。また舞台でも活躍しており、多様なプラットフォームでそのダイナミックな才能を発揮している。近年も、第36回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門『ゴールド・ボーイ』(’23)がワールド・プレミア上映されたほか、第16回のAFA最優秀作品賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)でも助演男優賞にノミネートされており、アジアだけでなく世界から活躍が注目される俳優の一人。
この他、ユース・アンバサダーには、日本でも人気を集めた『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』に主演し、第12回AFAにて新人俳優賞を受賞したオークベープ・チュティモン(タイ)、『六弄咖啡館(At Café 6)』で台湾・金馬奨の助演男優賞を受賞しているリン・ボーホン(台湾:林柏宏)、そして第36回TIFFワールド・フォーカス部門で上映された『年少日記 Time Still Turns the Pages』に出演し、香港電影金像奨の主演男優賞にノミネートされたロー・ジャンイップ(香港:盧鎮業)など、活躍が注目される俳優が選ばれている。
ディーン・フジオカ コメント
この度、第18回アジア・フィルム・アワードのアンバサダーを務めさせていただけることになり、大変光栄です。香港は、私が俳優としてデビューし、キャリアをスタートさせた場所です。皆さんと一緒にアジアの映画を盛り上げていけたらと思います。
岡田将生 コメント
この度、第18回アジア・フィルム・アワードのユース・アンバサダーに選んで頂き、とても光栄に思っております。多くの映画関係者の方々が携わるこのアジア・フィルム・アワードに参加できることが出来て、嬉しい気持ちでいっぱいです。