第33回東京国際映画祭 TOKYOプレミア2020部門作品の映画『佐々木、イン、マイマイン』舞台挨拶が11月3日(火・祝)東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、出演者の藤原季節、細川岳、萩原みのり、遊屋慎太郎、森優作、監督を務めた内山拓也が登壇した。
出演者で俳優の細川岳の高校時代の同級生とのエピソードを原案に、映画界の新鋭・内山拓也監督と映画化。俳優志望の石井悠二(藤原季節)と圧倒的存在感を放つ同級生の佐々木(細川岳)、その仲間たちの愛おしくも戻らない日々への哀愁をストレートに描く青春映画。
舞台挨拶で監督を務めた内山は「皆様が初めてのお客様となります。この場に立ち会って頂いて有難うございます」と挨拶。続けて藤原は「ついに『佐々木、イン、マイマイン』が光を浴びる日が来ました!」と感慨深い様子。原案を持ち込んだ細川は「この映画の作り始めでは、まさか東京国際映画祭に来れるとは思っていなかったし、こんなに沢山の人にお披露目できるとも思っていませんでした。過去の自分に『そのまま行け、やれ、頑張れ!』と言ってあげたい」と振り返った。萩原は「自分の出演する映画が公開される時は緊張とか不安の方が大きかったりするのですが、佐々木は出演者が本当に最高で、映画を観てもらえることが嬉しいです」と心情を明かした。
内山監督と細川岳で約2年半かけた脚本のことを聞かれ、内山は「細川岳からこの企画を持ちかけられたのが2017年くらいで、2年半壮絶な戦いをやり続けてきました。脚本作りは自分の映画を作る上で一番大事な作業で、一番辛い作業で苦しい作業だけれど、その作業は誰にも渡したくない。最後の最後まで貫いたことが映画になると思って信じて脚本を書きました。撮影中も最後の最後まで役者と話して直したりしてました」と苦労したとのこと。細川は「自分がやりたかった物語なので、しんどかったけれど、形を変えてキャストが決まり面白くなっていくのをずっとそばで見て、もっと面白く、もっと面白くということをずっと思って作業していたので、僕は楽しかったです。」と告白した。
映画『佐々木、イン、マイマイン』は2020年11月27日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開される。
第33回東京国際映画祭は2020年10月31日(土)~11月9日(月)六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場、東京国際フォーラムで開催。
映画『佐々木、イン、マイマイン』
出演者:
- 藤原季節
- 細川岳
- 萩原みのり
- 遊屋慎太郎
- 森優作
- 小西桜子
- 三河悠冴
- 河合優実
- 井口理(KingGnu)
- 鈴木卓爾
- 村上虹郎
監督:内山拓也
脚本:内山拓也、細川岳
配給:株式会社パルコ
©「佐々木、イン、マイマイン」
2020年11月27日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開