映画『グッドバイ』(福田麻由子主演)の宮崎彩監督が、井上想良・駒井蓮を主演に迎えた『青めぐる青』が4月25日(月)よりYoutubeにて配信されることがわかった。
地方都市。後藤健人(井上想良)は、息苦しさや埋まらない孤独を感じていた。そんな中、高校の同級生・江藤(楽駆)との再会で過去に思いを馳せる。陸上部のエースとしてどこまでも走れていた高校時代、どこか諦めた表情の同級生・藤田皐月(駒井蓮)を、確かに追いかけていたのだった。
⼤分市ロケーションオフィスが、是枝裕和監督の元で映像制作を学び、映画『グッドバイ』(福⽥⿇由⼦主演)が劇場公開された新鋭・宮崎彩監督に依頼、企画製作された本作。閉塞した時代の「いま」とかつての⾼校時代が交錯して描かれ、時間と共に変容してしまった主⼈公たちの距離感が静かなタッチで綴られる。
主⼈公の健⼈に⼤分市出⾝で、ドラマ「明⽇、私は誰かのカノジョ」「もしも、イケメンだけの⾼校があったら」などで活躍する井上想良(いのうえそら)。ダブル主演となる皐⽉役には映画「いとみち」やNHK⼤河ドラマ「⻘天を衝け」などで活躍を⾒せる⼥優、駒井蓮(こまいれん)。さらに、助演に同じく⼤分県出⾝で映画「最初の晩餐」や「地獄少⼥」などの楽駆(らいく)など、フレッシュな顔ぶれが並んだ。
大分市出身の主演・井上は、「馴染みのある場所での撮影はとても不思議な感覚で、学生の頃を思い出しながら撮影に臨みました。変わったこと変わっていないことをすごく感じながら時間を過ごせた気がします」と振り返る。駒井は、「初めてのお母さん役という新たな挑戦もありました。(中略)高校生の曖昧なやり取り、大人の曖昧なやり取りがすっと胸に馴染んでくるような作品だと思っています。」新たな挑戦にも触れコメント。大分県出身の楽駆も、「この作品は普遍的な物語の中に痛々しくそっと現実が添えられた作品だと思います。大分の豊かな情景と共に、そこで生きる人たちの葛藤を見届けて頂けると幸いです。」と本作への想いを寄せた。
全編⼤分市内で撮影された美しいロケーションも垣間⾒える『⻘めぐる⻘』特報は⼤分市ロケーションオフィスYoutubeにて配信中。
特報
井上想良(主演・後藤健⼈役)コメント
初めての地元大分市での撮影。短い期間ではありましたが、改めて素晴らしい作品を作ることができたと感じております。馴染みのある場所での撮影はとても不思議な感覚で、学生の頃を思い出しながら撮影に臨みました。変わったこと変わっていないことをすごく感じながら時間を過ごせた気がします。大分市出身の宮崎監督だからこそ魅せられる大分市のロケーション、大分の言葉。細かいところまで1秒逃さず感じながら観て頂けたら幸いです。
駒井蓮(主演・藤⽥皐⽉役)コメント
脚本を拝見した時、紡がれた言葉の一つ一つや、そこに流れ込む空気感に魅了されました。なので、撮影中はどんなシーンになるんだろう!とワクワクが止まらなかったです。また、演じたことのない役柄、そして初めてのお母さん役という新たな挑戦もありました。悩んだ部分もありましたが、本当に素敵な現場だったので、楽しみながら演じさせて頂きました。高校生の曖昧なやり取り、大人の曖昧なやり取りがすっと胸に馴染んでくるような作品だと思っています。是非ご覧ください!
楽駆(助演・江藤舜役)コメント
生まれ育った大分県で撮影ができたことが凄く嬉しいです。撮影中、空気や時の流れが愛おしく懐かしく、ここで生まれてよかったなと思いました。そして宮崎監督の作品を大分のシネマ5という映画館で観て、いつかご一緒できたらと、それが実現したことを嬉しく思っています。この作品は普遍的な物語の中に痛々しくそっと現実が添えられた作品だと思います。大分の豊かな情景と共に、そこで生きる人たちの葛藤を見届けて頂けると幸いです。
宮崎彩(監督)コメント
宇宙人がやってくる話でも撮ろうかと思った。自分が育った街の、切り取り方が分からなかったので。でも限られた条件の中で描いているうち、無駄にしてしまった時間や、嫌いだった人間が思い出されてえずいていたら、結局知っているような話になってしまった。土地の力は怖い。ここに映っているのは何でもない、一地方の個人の話で、誰もが持っていたりする。
『青めぐる青』
キャスト:井上想良、駒井蓮、楽駆
監督・脚本・編集:宮崎彩
企画・製作:大分市ロケーションオフィス
制作プロダクション:東映東京撮影所
© 2022 大分市ロケーションオフィス
2022年4⽉25⽇(月)9:00より、⼤分市ロケーションオフィスYoutubeにて配信開始
追記
短編映画『青めぐる青』 出演:井上想良・駒井蓮・楽駆