毎熊克哉と武田梨奈がW主演する映画「いざなぎ暮れた。」のオフショット写真が本日解禁となった。さらに、海外映画祭へのノミネートや受賞が続き、喜びのコメントも到着した。
2019年4月に開催された「第11回沖縄国際映画祭」で上映するため製作された本作は、太古から2680年以上も続く神聖な祭り事・諸手船神事(もろたぶねしんじ)が行われる町・島根県松江市美保関町を舞台に、東京から弾丸旅行してきた崖っぷちの男と女が、“聖なる渚”を駆け巡るブラックストーリー。
海外映画祭でのノミネートや受賞が相次ぎ高い評価を受ける当作。インドのムンバイで行われる4半期ごとに開催される国際映画祭、シネマ・オブ・ザ・ワールドのシーズン4・ウィンターセクションにて、武田がコメディ部門で最優秀主演女優賞を受賞。作品としては最優秀脚本賞を獲得した。また、アメリカ・ミシシッピにて毎月開催されるフロストバイト映画祭では、2019年12月期のコンペティションにて毎熊が最優秀主演男優賞を受賞。「フォードvsフェラーリ」でエンツォ・フェラーリ役を演じたレモ・ジローネが同映画祭のヘッドラインを務めるゾロアスター・アワード国際映画祭では、笠木望監督が最優秀監督賞を受賞。そして、アメリカ・オクラホマ州マスコギーで行われるロバート・ロドリゲス監督の本拠地として知られるベアボ ーンズ国際映画祭にもノミネートされた。ムービーメーカーマガジンによって「新興映画製作者にとって最高の20のフェスティバル」に選ばれている21年続く伝統ある映画祭で、“その年のロバート・ロドリゲス的ベアボーン<徹底的>な独立系作家”を選出することでも有名。日本の古代が漂う詩情の中で、ダッジ・チャレンジャーに乗った男が、実の親戚にオレオレ詐欺をするという、独自の視点の物語が海外映画祭の審査員を魅了し続けた。
また、本日解禁となるオフショット写真はクランクアップ後に地元メディアのインタビューに答える様子や崖に佇む武田の姿が見られる。映画『いざなぎ暮れた。』は2020年2月21日(金)島根県・東宝 5で先行上映。同年3月20日(金)東京・テアトル新宿にて公開。
毎熊克哉コメント
もともと短編映画の撮影で島根に降り立ち、短編にしてはかなりの分量を撮るなー…と思いながら、少ない時間でギリギリ撮り終えることができました。完成したものは短編ではなく長編でした!劇場公開もそうですが、海外の映画祭で受賞やノミネートされる事は1ミリも想像していなかったので、本当に嬉しいです!!
武田梨奈コメント
受賞を知ったのはツイッターでした(笑)最初は「本当か?」というリアクションでしたが、改めて正式にご報告を受け、今とてもドキドキしております。島根県松江市の皆さんや映画スタッフ一同、共に創り上げたこのオリジナル作品で最優秀脚本賞を受賞できたことを誇らしく思います。 そして、最優秀主演女優賞まで頂けて胸がいっぱいです。海を越え、言葉を超え、この映画を届けられたことがとても嬉しいです。早く日本の皆様にも観ていただきたいです。観ていただけますように。
笠木望監督コメント
観てもらえたら、主役の2人が最優秀主演男優賞・最優秀主演女優賞を獲得したのは、奇跡でもなんでもないことだとわかります。2人をはじめとした全出演者の熱演、松江市の地元の力で短編だったものがこんな形になり嬉しいです。そして、ロバート・ロドリゲスはタランティーノに並んで映画を撮り始めるきっかけになった監督の一人です。ベアボーンズ国際映画祭にはなんとしてで も行ってロドリゲス監督に会ってきます!
STORY
“神様に一番近い港町”へ弾丸旅行してきた、新宿の男と女。崖っぷちの男は、強引に連れて来た金髪の恋人に、旅の本当の目的を隠していた。…それは、実の親戚に“オレオレ詐欺”をすること。しかし12月3日は、聖なる岬にと って特別な意味を持つ日。町を冒涜するかのような2人の道程は、地元の若人と東京のおっかない半グレを巻き込み、思いがけない方向へと舵を切る。弾丸のように進む、スリリングな展開と、神話が息づく島根の詩情、エッジの効いたブラック・ユーモア、不器用な純愛が奇跡の配合で混ぜ合わさり、予想外のカタルシスへと爆走する。
出演:
- 毎熊克哉
- 武田梨奈
- 青山フォール勝ち(ネルソンズ)
- 岸健之助(ネルソンズ)
- 和田まんじゅう(ネルソンズ)
- 奥村隼也
- 山口提樹(メンバー)
- 潮 圭太(メンバー)
- どさけん
- 江西あきよし
- 大皷長次
- 蒼央
- 小池澄子
脚本・監督・編集:笠木望
製作:「いざなぎ暮れた。」製作委員会
制作:レフトハイ
配給・宣伝:吉本興業
©2018 「いざなぎ暮れた。」製作委員会
2020年2月21(金)島根県・東宝5で先行上映。
同年3月20日(金)東京・テアトル新宿にて公開。