映画『吾輩は猫である!』の初日舞台挨拶が12月3日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷で開催され、出演者の武田梨奈、黒田百音、芋生悠、津田寛治、監督・脚本を務めた笠木望が登壇。本作について語った。
本作は4人の男女が、1匹の白猫を巡る事件に巻き込まれてゆくノワール・ストーリー。映画『いざなぎ暮れた。』で国際映画祭22冠を受賞した笠木望監督が夏目漱石の「吾輩は猫である」から着想を得て脚本を完成させた。
武田梨奈が「急きょ映画の公開が決まり、私もまだスクリーンで観ていません。私よりも先に観た皆さん感想をSNSに」と呼びかけ舞台挨拶がスタート。本作のアクションについて武田は「私は記憶喪失している格闘家の役なので、映画の序盤に蹴りをしたり闘うのをどう表現するのか、バランスが難しかった」と撮影について語る。武田は本作のアクションシーンの撮影にも挑戦し「口にカメラをくわえながら撮影し、芋生さんのかっこよさを私が映すんだ!という意気込みで撮影していました」と驚きのエピソードを明かす。続けて「練習のときから、どちらかというとカメラマンの気持ちで半分臨んだ」と振り返った。
猫との撮影について武田は「お芝居をしていく中で、想像していなかったところで鳴いたりとかする瞬間があり、予測していなかったところで『ニャー』と、生き物の本能の声を乗せてきてくれました」と苦労した様子。でも「現場に猫ちゃんがいて交流し癒やされたので、猫が好きになりました」とメロメロ。「休憩中に芋生さんと猫さんの楽屋に逢いに行った」と打ち明けた。
舞台挨拶の終盤に”主役”の猫モッチーが登壇。出演者たちはモッチーとの再会を喜んだ。映画『吾輩は猫である!』は12月3日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて公開中。
映画『吾輩は猫である!』
出演:武田梨奈、黒田百音、芋生悠、津田寛治 ほか
監督・脚本:笠木望
協力:株式会社オフィスワイルド
製作:「吾輩は猫である!」製作委員会
©2021 「吾輩は猫である!」製作委員会
映画『吾輩は猫である!』2021年12月3日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開中