映画『リング・ワンダリング』第22回東京フィルメックスにてジャパンプレミア上映!笠松将「前に進んでいく、パワーをもらえる作品」

第22回東京フィルメックス<メイド・イン・ジャパン部門>にて、映画『リング・ワンダリング』のジャパン・プレミア上映が11月3日に開催され、主演の笠松将、金子雅和監督が登壇。本邦初公開となる⼼境を語った。また上映後配信されたQ&Aでは美術の部谷京子も参加し、オンライン配信で観客の質問に答えた。

写真左より笠松将、金子雅和監督

東京の下町を舞台に、漫画家を目指す草介(笠松将)が、ミドリ(阿部純子)を図らずも怪我させたことから、彼⼥の家族が営む写真館まで送り届けることになり、その家族との出会いを通じて、東京という⼟地に眠る過去の記憶を知ることとなる。⼈間の「生」や「死」に実感のない若者が、不思議な娘と出会い「命の重み」を知る。過去と現在が織り交ざる、切なく幻想的な物語。

笠松将

上映前の舞台挨拶では、撮影が2020年2月のパンデミック直前にクランクアップされたことが監督から明かされ、主演の笠松から「撮影している時は(感染拡⼤の)実感がなかったので、映画館で映画を観るとかライブに行くという、当たり前だったことが、そうでなくなるとは思わなかった。この一年ぐらいの間に、自分も仕事に対してとか、お芝居に対してとか⾊んなことを考えました。まだまだ⼤変な時期ですが、楽しんでいただけたら。」と心境を語った。

笠松将

上映後のオンラインQ&Aは金子監督、笠松将に加えて、『Shall we ダンス?』で日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞するなど数々の名作を⼿がける美術監督の部⾕京子も出席。日本最速上映で観たばかりの観客の質問に応じた。


撮影で一番印象に残っていることを聞かれ、笠松は「大きな木の下で、あることに気づくシーンがあるんですが、台本を読んだ時から大切なシーンだと思っていて。実際にそこに⽴って、知らなかったことを知るということが改めて⼤切なことなんだと、自分自身も勉強させてもらえたと感じた」と語った。それに対し金子監督も「⼀番印象に残るシーンだと思っていたのは同じ。ただセリフが全くないシーンなので、表現するのは難しい。それをあの空気の中で見事に演じてくれた」と笠松の演技を絶賛。

また現代・昭和・明治と3つの時代を描く本作を見事に構築した、美術監督の部谷からは「過去がでてくる作品なので、ロケハンしながらどうしようかと考え作った作品だったのですが、完成した作品を⾒たら全部超えて、俳優が素晴らしいと感じました!今回の映画は三つの時代にまたがっていて、笠松さんは明治の場面には出ていないんですが、すべてのシーンやカットに、笠松さんの目を感じるんですよ。笠松さんの目が作った映画だなと、みなさんそのつもりで⾒てください!」と力強く語った。


それを受けて笠松も「今のご時世も大変ですが、どの時代も常に大変だったと思います。主人公も、予期せぬことがたくさん起きるんですが、それは良いことばかりじゃない。それでもやっぱり地を踏んで前に進んでいく。泣いてもいいから、また頑張るっていうことを、僕はこの作品で感じた。パワーをもらえる映画だと思う。みなさんにも是⾮この作品を見て、パワーを感じてほしい」と話す。

最後に金子監督からも「静かな映画ですが、笠松さんが⾔ってくれたように、ポジティブな⼒が込められている作品だと思っています。2月に公開されましたら劇場でも⾒ていただきたいです。」と締めくくった。


『リング・ワンダリング』

出演:笠松将 阿部純子 片岡礼子 長谷川初範 田中要次 品川徹 / 安田顕

監督:金子雅和

脚本:金子雅和 吉村元希

製作:リング・ワンダリング製作委員会

配給宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト

©2021 リング・ワンダリング製作委員会


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