2020年1月23日(木)東京・丸の内ピカデリーにて、映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』完成披露試写会が行われ、出演者の大泉洋、小池栄子、水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江、濱田岳、松重豊、監督の成島出が登壇した。昭和の文豪・太宰治の未完の遺作を、鬼才、ケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点で完成させた戯曲「グッドバイ」が原作。W主演に、なぜか周囲の女たちが好きになってしまうモテ男を大泉が、ガサツで小汚いけれど実は美人なパワフル女を小池が演じた。舞台挨拶では“モテ男役のオファー”を受けた際の大泉洋自身の心境や、そんな“モテ男に惚れる女性”たちを演じた女優陣からみた大泉の印象などの話題が飛び交った。
モテ男役を演じた大泉は「宣伝の時期になってやたらとモテ男みたいなキャッチコピーで言われるけれど、オファー受けたときはモテ男はそんなに強調されていなかった。映画観てもらえばわかりますが、モテているシーンなんてないですよ」と振り返る。でも「憧れの成島監督からオファーは何よりも嬉しかったです」と喜んでいた。
田島(大泉)に惚れる役柄の女性出演者に“田島はモテ男なのか、ダメ男なのか?”との質問に水川は大泉を見て爆笑しながらも「田島の絶妙にいい所と悪い所が大泉さん自身のチャーミングなエッセンスになっていて、素敵で母性本能をくすぐるのかも」と答えると、大泉は「チャーミングと言えば俺ですよ!」と笑いを取った。
橋本に話が振られると大泉は「橋本さんは、しっかりしてるから期待できますよ」と期待値を上げると、橋本は「モテ男はダメ男です」と答え、女性陣がうなずく。橋本は続けて「妻からしたらダメですよねぇ」と苦笑いした。
映画タイトルにちなみグッドバイしたいことを聞かれると、小池は「本作のプロモーション活動で数多くのバラエティー番組に大泉さんと出演させてもらい楽しくやらせていただいたのですが、収録が終わり大泉さんとグッドバイすると、安らかな気持ちになりました」と告白。すると、大泉も応戦し「それはお互い様でしたよ。小池さんが色々ふってくるから本当にカロリーを使っちゃう」と言及し「この前とある番組で延々とモノマネやらされました。あんなに早くマイケル・ジャクソンやったことないから」と語ると、小池は「じゃ、ここでお客さんのために披露してもらいましょうか」と無茶振りし、披露することに。モノマネを披露した大泉は崩れ落ち「記者さん写真撮るのやめてもらっていいですか?」と語り「こんな写真撮られて厳しいわ!ほんと小池とのキャンペーンは嫌。グッドバイしたいわ!」と会場を笑いに包み込み舞台挨拶を終えた。
映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』は、2月14日より全国ロードショーされる。
映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』
原作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ(太宰治「グッド・バイ」より)
監督:成島出
出演:
- 大泉洋(田島周二 役 )
- 小池栄子(永井キヌ子 役 )
- 水川あさみ(大櫛加代 役 )
- 橋本愛(水原ケイ子 役 )
- 緒川たまき(青木保子 役 )
- 木村多江(田島静江 役 )
- 皆川猿時(水原健一 役 )
- 田中要次(採石場親方 役 )
- 池谷のぶえ(デザイナー 役 )
- 犬山イヌコ(佳乃 役 )
- 水澤紳吾(闇市のブローカー 役 )
- 戸田恵子(易者 役 )
- 濱田岳(清川伸彦 役 )
- 松重豊(漆山連行 役 )
製作:木下グループ
配給:キノフィルムズ
制作プロダクション:キノフィルムズ、松竹撮影所
©2019『グッドバイ』フィルムパートナーズ
公式サイト:http://good-bye-movie.jp/
映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』2020年2月14日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー