グローバル・ボーイズグループ・JO1の豆原一成と、44年ぶりに映画主演を務める市毛良枝がダブル主演を務める映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』の公開記念舞台挨拶が10月25日(土)、池袋HUMAXシネマズにて開催され、出演者の豆原一成、市毛良枝、酒井美紀、八木莉可子、長塚京三、監督の中西健二が登壇した。

祖母・文子(市毛)と暮らし始めた大学生の拓磨(豆原)は、亡き祖父・偉志(長塚)の書斎で大学の入学案内を見つける。それは偉志が遺した文子へのサプライズだった。一歩踏み出し、若い頃の夢だった「学び」の日々を謳歌する文子。一方、拓磨は夢に自信が持てず将来に悩む。そんな二人は、富士山が好きだった偉志の手帳に不思議な数式を見つけて…。
昨日初日を迎えたばかりの本作。安藤拓磨役を演じたJO1の豆原一成は、完成版を観たのが約3ヶ月前で「撮影がだいぶ昔のように感じる」と述べ、「非常に大切な作品で見るたびにあったかい気持ちになりましたし、早くこの作品が皆さんの元に届いてほしい」という気持ちでいっぱいだったと語る。豆原とW主演で祖母・安藤文子を演じた市毛良枝は当初「小さな家族の小さな物語」と撮影していたが、多くの愛をかけてもらったことで「こんなに広い世界に広がっていくんだ」と試写を見て感じたことを明かした。特に最後曲が流れて「私たちが考えた以上のところに連れていってくれた」という感動を覚えたという。拓磨の恋人役・大石紗季を演じた八木莉可子は台本を読んでストーリーを全て知っているはずなのに、「描かれている人の暖かさ」や「夢を抱くことに対しての希望」を感じ、「暖かい気持ちになり勇気づけられた」と振り返る。映画という映像作品になることで、「こんなにも大きな力を持つんだ」と実感し、「いろんなストーリーとメッセージが込められている」ことを実感したという。


キャスト陣は、この作品への出演を決めた理由について問われると、豆原は市毛とのW主演という貴重な経験に触れ、「自分でいいのかな?」という感覚があり、「僕にできることがあるのならやります」と、出演できた喜びを語る。八木は台本に描かれている「根っこの温かい優しい部分」に感動したことと、そして「この大先輩の皆さん、テレビでカッコ良く歌って踊る豆原さんとご一緒できる光栄な機会はない」と思い、出演を快諾したという。
ここで映画のタイトルにある『しあわせの数式』にちなみ、「最近私を幸せにしてくれるもの」について、キャストと監督がパネルで発表することに。八木は「観葉植物」と回答し、「地元が緑の多い滋賀で育ったため、一人暮らしの家にもたくさん飾っていて、最近新しい芽がたくさん生えてきて可愛く、毎日話しかけている」と照れながら答える。豆原は「筋肉」と回答すると会場から歓声と拍手が沸き起こる。「筋トレしている時や筋肉を見ている時が幸せで、八木さんと同じで話しかけ『お前いけんのか!』」と筋肉に語りかけているという。


『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』本予告
舞台挨拶の最後に市毛と豆原は観客へのメッセージとして「この物語は観てくださった皆様の愛によってどんどん美しくなって羽ばたいていく。観てくださった方の愛を今感じています(市毛)」と感謝の言葉を口にする。豆原は「この映画は学びや家族など人生の中で直面する問題に刺さるもの」だと触れ「皆さんがこの映画を見て何か始めてみたりとか、家族に思いを伝えてみたりとか、そういうきっかけになってくれる映画になれば嬉しい」と締めくくった。映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』は絶賛公開中!
映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』

出演:豆原一成(JO1)市毛良枝、酒井美紀、八木莉可子、市川笑三郎、福田歩汰(DXTEEN)、藤田玲、星田英利/長塚京三
監督:中西健二
脚本:まなべゆきこ
主題歌:「ひらく」 JO1(LAPONE ENTERTAINMENT)
音楽:安川午朗
制作プロダクション:PADMA
原案:島田依史子 「信用はデパートで売っていない 教え子とともに歩んだ女性の物語」(講談社エディトリアル刊)
原案総責任:島田昌和
配給:ギャガ
©2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」
10月24日(金)より絶賛公開中







