茅島みずき「留奈役は隼人（綱啓永）に見せる表情と仕事の時のギャップを意識した」

5月2日よりMBS/TBSドラマイズム枠で放送がスタートする『明日、私は誰かのカノジョ Season2』。主演・留奈役を演じる茅島みずき、江美役の入山法子、特別編でゆあを演じる齊藤なぎさの3名が都内で制作発表会見に出席。今作への思いを語った。

現代社会に生きる女性のリアルな生き様を描いた本作。生活費、学費を自分で稼ぐために高級ソープランド店で働く女子大学生の留奈（茅島みずき）、留奈と同じ店で働く元バンギャルでスピリチュアル信仰のある40代女性の江美（入山法子）、田舎を飛び出し歌舞伎町でホスト沼から抜け出せないゆあ（齊藤なぎさ）とそれぞれ難しい役どころを演じる。

本作で主演を務めた茅島は「最初にお話を頂いたときは私でいいのかな？私で大丈夫かな？っていう気持ちがありました。シーズン1を拝見させていただいた時に、原作をリアルに再現されていて、実写ならではの良さで素敵な作品になっていて、まさかシーズン2の主演を勤めさせていただけると思ってなかったので、率直に嬉しかったのと、その分の責任感をすごく感じました」と語る。

また、高級風俗店で働く女子大学生を演じるにあたり「原作をひたすらに読み込んで、留奈の表情とかを参考にさせてもらおうと思いました。台本に原作を切り取って貼ってみたりとかして、でも全部を真似したら、それは実写の良さがなくなってしまうので、参考程度に。あと留奈はすごく強くてまっすぐで、自分をしっかり持った女の子なんですが、隼人（綱啓永）に出会うことでだんだん人間らしい部分というか弱い部分が見えてきて、そこがまた魅力的なキャラクターだと思ったので、隼人に見せる表情と仕事の時の留奈のギャップを意識しました。すごく強く生きてる人もかっこいいなって思うんですけど、そういう人が見せる弱さっていうのが、見てくださる方々の心に刺さると思うので、そこは丁寧に演じました」と役作りの苦労も。

齊藤なぎさは「シーズン1の反響が大きくて、街中とかでも『齊藤なぎさちゃんだよね？ではなくて、ゆあちゃん？』って言っていただくことが多かった」と語り、今回「特別編」に出演することに「私は原作が大好きで、シーズン1に出演する前から読ませていただいて、過去編がすごく好きなので、ゆあがどうして”ゆあてゃ”になったのかっていう過程が複雑で、そうならざるを得なかった過去っていうのが原作を読んで泣いてしまい、心にすごく入ってくるお話なので、今回演じることができて、ゆあちゃんというキャラクターを知っていただける機会だから嬉しかった」と微笑む。

撮影を振り返り茅島は「綱啓永さんとの撮影シーンが多かったのですが、綱さんはすごい明るくて、私は人見知りしちゃうんですけど、その壁を初日で壊してくれました。本当に明るくて楽しい撮影でした」と回顧。入山は茅島との撮影に「お話をするとハツラツとしていてパキッと清々しく、一緒の撮影が2日間しかなかったので、もっと会話したかった」と残念な様子。続けて江美編について入山は「スタッフの皆さんが明日カノの『圧』を背負っていて、それを感じたのでどうやって盛り上げようか考えていました。明日カノはスタッフ、キャストに愛されて作られているのを毎日感じました」と感謝の言葉を語った。

最後にドラマをご覧になる視聴者に向けて齊藤は「シーズン1に引き続き素晴らしい世界観で、女性の1つ1つの葛藤や悩みが鮮明に描かれていて、毎回心がキュッとなる作品です。どこかしらに共感するポイントがあると思う」、入山は「様々な人物の痛みだったり、寂しさ、悲しみが描かれていて、どんなに心がペシャンコになってもやり直せる、再生できるという思いを込めて作り上げました。ぜひ楽しんで見ていただければ」、茅島は「今回この作品の主演を務めさせていただけるって聞いた時は不安とか責任感とかすごく感じたのですが、現場に入ってその不安が無くなるくらい監督さんと話し合いました。どのシーンも本当にいいものになっていると思いますし、真剣に向き合って一生懸命作った作品なので、皆さんの心に届く作品になっていると思います。放送を楽しみにしていただけると嬉しいです」とメッセージを残した。『明日、私は誰かのカノジョ Season2』は5月2日よりMBS/TBSドラマイズム枠で放送がスタート。