NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で清原果耶演じるヒロインの妹役を演じ、その高い演技力が話題の女優・蒔田彩珠が声優に初挑戦した映画『神在月のこども』がイオンシネマ板橋で初日舞台挨拶を開催。主人公・カンナの声を担当した蒔田彩珠、カンナの父親・葉山典正を担当した井浦新、カンナの幼少期を担当した新津ちせ、出雲を治める神・大国主を演じた神谷明、監督の白井孝奈、四戸俊成(原作・コミュニケーション監督)が登壇。司会は元日本テレビアナウンサーの上田まりえが担当した。
日本各地では“神無月(かんなづき)”と呼ぶ10月を、出雲では“神在月(かみありづき)”と呼ぶ。全国の神々が出雲に集い、翌年の縁を結ぶ会議を行うという云われを題材に、人々を俳優陣、神々を声優陣が演じ、この島国の根にある“ご縁”という価値観をアニメーションに描いた本作。
蒔田は「映画の公開が延期し長引いていたので、こうして初日を迎えることができて嬉しいです」と挨拶。アフレコは「一人で声の収録というのを当日まで知らなくて、いろいろな人に会える!と思って行ってみたら自分一人だったので寂しかったです。アフレコが初めてでもあったので、緊張しました」と打ち明けた。また今月2日の完成披露試写会で柴咲コウとリモートで初対面し「お客さんのいる中だったので、ゆっくり話せませんでした。今度は直接お会いしたいです」と懇願する場面も。
そんな蒔田のことを映画『朝が来る』で共演した井浦は「前回共演の際は対峙する役だったので、父娘という関係の役ができて嬉しかった」と語り「蒔田はオリジナルで蒔田さんしか出来ないことをすでに持っていて、他の現場で共演したら、また見たことのない蒔田を演じられると思う。末恐ろしい…」と最大級の賛辞を贈った。それに対し蒔田は「共演者のリストを見て、やっと井浦さんと仲のいい役で共演できるとアフレコに参加したら一人だったので、今日お会いできて嬉しかったです」と微笑んだ。
本作はモントリオール国際リース賞映画祭2021の主要5部門にノミネートされており、主演の蒔田は映画祭主演女優賞にノミネートされている。蒔田は「カンヌ国際映画祭にもすごく憧れていて、カンヌに行ってみたい。いつか行けたら」と女優としての大きな夢を語った。蒔田は最後に「初めての声の仕事で大変でしたが(演じた)カンナが前を向いて走り出す姿に勇気づけられました。映画を観た人もそう勇気づけられたら」と語り舞台挨拶を終えた。映画『神在月のこども』は本日より全国で公開中。
映画『神在月のこども』
出演:
- 蒔田彩珠
- 坂本真綾
- 入野自由
- 柴咲コウ
- 井浦新
- 新津ちせ
- 永瀬莉子
- 高木渉
- 茶風林
- 神谷明
原作・コミュニケーション監督:四戸俊成
アニメーション監督:白井孝奈
脚本:三宅隆太、瀧田哲郎、四戸俊成
キャラクターデザイン・総作画監督:佐川遥/神様デザイン:小田裕康
主題歌:『神無-KANNA-』miwa
企画:クリティカ・ユニバーサル
制作:ライデンフィルム
音楽:ソニー・ミュージックレーベルズ
統括:GUM
宣伝:パジー・エンタテインメント
配給:イオンエンターテイメント
©2021 映画「神在月のこども」製作御縁会
公式サイト:https://kamiari-kodomo.jp/
映画『神在月のこども』2021年10月8日(金)より全国で公開中。