女優でモデルの永瀬莉子が10月16日(土)劇場オリジナルアニメ映画『神在月のこども』大阪舞台挨拶に登壇した。
大阪・あべのアポロシネマで開催された舞台挨拶に登壇したのは永瀬莉子(ミキ役)白井孝奈(アニメーション監督)、四戸俊成(原作・コミュニケーション監督)三島鉄兵(ロケーション監督・プロデューサー)の4名。先週10月8日(金)に初日を迎えた本作の原作者・コミュニケーション監督の四戸が「やっとここ(完成)まで来ることが出来ました。私と三島は関西をベースで活動しているので地元に戻ってきた!という感じです。」と語り、白井監督も「私も近畿エリア出身なのでこの場に立ててうれしいです。」と大阪の観客に挨拶。今回の舞台挨拶は上映後で、映画を観た観客らからも暖かい拍手が送られた。
主人公・カンナの同級生ミキを演じた永瀬は「『神在月のこども』では初めての舞台挨拶となります。声優は初めての挑戦でしたがカンナの親友として寄り添えたらと思って演じました。楽しんでもらえたらうれしいです」と、にこやかに語り会場からも大きな拍手に迎えられる。ロケーション監督の三島も「私の出身は島根・松江ですが妻が大阪の出身なのでここは第二の故郷です。ここで舞台挨拶ができるのは夢のようです」と挨拶を続けた。
今回初めて声優を務めた永瀬は演じたミキについて「ミキは12歳の小学生なので難しかったですね。最初のテストのときに監督から“今のままだと中学生くらいなのでもう少し幼く”と言われ、音をあわせていきました。」と当時を振り返る。「永瀬さんが収録した際はまだ蒔田さんの声が入っていないタイミングだったので本当に大変だったと思いますが、ミキのキャラクターに持たせたかった暖かさが出せていると思います。」と語る白井監督。原作者の四戸は「アフレコ前に自分たちが見てきたジブリさんの作品はサブキャラでも実在しているかのようなリアリティを持っている、というお話を永瀬さんとさせて頂きました。例えば1シーンしか出ないおじさんもそのままスピンオフが作れるくらいのリアリティがあります。今回のミキはカンナにとって家族の次に大事な存在なので実在している感じをより出したかった。今回の永瀬さんの声を入れて頂いたときに、あ、これでミキに魂が入った!と思いました」と絶賛。三島も「アフレコが初めてというのは信じられない。天才ですね!」と語り「いやいや、そんなことはないです。でもそういって頂けるのは本当にうれしいです」と照れながら永瀬が答える場面も。
また本作を誰と見たいか?という質問に対して永瀬は「やはり家族ですかね?それぞれの立場で楽しめると思いますので!」と答え他の登壇者も家族と見たいとお話する中で原作者の四戸は「今まで御縁が大事とお話してきていてそれはその通りなのですが僕は一人で見たいですね(笑)自分が制作した映画は観客が誰もいない映画館で一人で見たい!」と語り白井監督も「わかります!制作側だと細かいところまでも集中してチェックしたくなってしまう・・・」と製作者あるあるで共鳴する。
そして最後のコメントを求められた四戸は「この作品は国内だけでなくモントリオール国際リース賞映画祭2021で5部門ノミネートするなど海外でも評価いただけております。島国の根と書くこの場所、日本をより多くの人に味わって頂けたら幸いです」と答える。最後に永瀬から「この作品に参加できたことに感謝をしています。この作品は日本の良さが伝わる映画だと思いますので日本だけではなく海外の方々にも見て頂きたいです。」とメッセージを送り舞台挨拶を終えた。映画『神在月のこども』は大ヒット上映中。
映画『神在月のこども』本予告ムービー120秒Ver.
映画『神在月のこども』
出演:蒔田彩珠 坂本真綾 入野自由/柴咲コウ 井浦新/新津ちせ 永瀬莉子 高木渉 茶風林 神谷明
原作・コミュニケーション監督:四戸俊成
アニメーション監督:白井孝奈
脚本:三宅隆太、瀧田哲郎、四戸俊成
キャラクターデザイン・総作画監督:佐川遥
神様デザイン:小田裕康
主題歌:『神無-KANNA-』miwa
企画:クリティカ・ユニバーサル
制作:ライデンフィルム
音楽:ソニー・ミュージックレーベルズ
統括:GUM
宣伝:パジー・エンタテインメント
配給:イオンエンターテイメント
©2021 映画「神在月のこども」製作御縁会
映画『神在月のこども』全国絶賛公開中