藤間爽子が現在放送中のTBS系日曜劇場『マイファミリー』に出演。先日第8話が放送された。
藤間爽子演じる鈴間亜矢は、主人公・鳴沢温人(二宮和也)がCEOを務めるゲーム会社「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」のエンジニアとして初回から登場。物語がいよいよ最終章に差し掛かり誘拐事件の真相に迫る中、第6話で’共犯者‘と判明しエンディングをむかえるなり、「予想外すぎる!」と驚きの声が多くあがり、瞬く間に「鈴間役のあの子は誰?!」とネット上で盛り上がりをみせた。
さらに第7話で温人と対峙すると「相手を軽く見ないでください。本当に実咲ちゃんは殺されます」と言い残して姿を消し、「鈴間さんの演技がたったあれだけの動きとセリフなのにゾッとしたの演技うますぎんか?」「藤間爽子さん、「ボイス2」の時から表情の演技上手いなって思ってたけど、更に上手くなってるな…」などそのミステリアスな佇まいに賞賛の声が寄せられ、さらに「鈴間さんの肌が綺麗すぎるのと、透明感がすごくて、見惚れる」「お肌が陶器すぎん?」とその透明感あふれる姿も話題に。
昨夜放送の第8話では、温人の親友・東堂樹生(濱田岳)の、「俺が、友果ちゃんと優月ちゃんを誘拐した」という衝撃の告白から幕を開け、いよいよ真相に近づいていく。
東堂は未だ戻らない娘・心春ちゃん(野澤しおりさん)を取り戻すため、同一犯による誘拐事件が起きれば再び事件の捜査が本格するのではと模倣犯を思いつき、心春ちゃんの狂言誘拐を疑われて失踪してしまった妻・亜希(珠城りょうさん)の妹である亜矢に協力を仰いでいたのでした。実は義理の兄妹関係にあった東堂と鈴間。2人はこれまで心春ちゃんを誘拐した真犯人からの指示で行動していたものの、それぞれの正義をもって大切な家族を取り戻すため、家族の名誉を取り戻すため、罪悪感との葛藤の中で奔走していた。その姿に視聴者からは「鈴間も東堂ももうこんなことやりたくない気持ちでやってたのつらすぎる」「彼女らの「マイファミリー」を救うためには、やるしかなかったんだ…」等、切ない事実に同情の声も多く上がった。
実咲ちゃんの誘拐は本当の黒幕が仕組んだ誘拐だと知った温人たちは真犯人との交渉を急ぎますが、温人に疑いの目をむけた阿久津(松本幸四郎) が警察を介入させてしまう。追い詰められた絶体絶命の温人の目線の先には、倒れている実咲ちゃんの姿が―――。そして温人は葛城(玉木宏)に捕らえられてしまうのだった。
藤間爽子、日本舞踊家としての一面も
本作で鈴間亜矢を演じる藤間爽子は、今月発売の『anan』(2299号)でも「注目のネクストジェネレーション」として紹介されるなどブレイク必至と囁かれる、いまもっとも気になる存在。2017年、NHK 連続テレビ小説「ひよっこ」でデビューし、その翌年には「半身」で舞台初出演にして初主演を務め上げた。その後創作コミュニティ劇団「阿佐ヶ谷スパイダース」に所属し、着実に経験を積み上げてきた。初の地上波レギュラー出演を果たした「ボイスⅡ 110緊急指令室」(NTV)では緊急指令室の一員として存在感を発揮し、その後「僕の姉ちゃん」(TX)「あんのリリックー桜木杏、俳句はじめました」(WOWOW)など多数の作品に出演。
一方で日本舞踊家としての顔も持ち、幼少の頃から祖母である初世家元藤間紫に師事し、昨年、当時26歳の若さで三代目藤間紫を襲名、紫派藤間流の家元に。今年1月には東京・国立大劇場で行われた「初世藤間紫十三回忌追善 三代目藤間紫襲名披露 紫派藤間流舞踊会」にて、女形の最高峰とされる「京鹿子娘道成寺」を披露し、”三代目藤間紫”として自身の襲名披露公演を成功させた。
また、『VOGUE JAPAN』公式YouTubeでの人気コンテンツ「Beauty Secrets」に登場した際には日本舞踊の伝統的な化粧法のプロセスを披露。その美しさに、「芸術的!」「筆回しがかっこよすぎる!」「伝統的なお化粧の過程を丁寧に見る機会って中々ないので、とても貴重な動画」など感嘆の声が多数の好評を博し、伝統芸能の普及において精力的に活動する姿もみせている。
藤間は今後、成田凌・前田敦子ら出演の映画「コンビニエンス・ストーリー」(8月5日公開)への出演が決定している。日曜劇場「マイファミリー」はついに最終章をむかえ、真犯人との決戦へ。第8話エンディングでは警察に連行されてしまう温人ですが、果たして事件の真相にたどり着くことができるのか?真犯人の正体、その目的は一体――。そして鈴間亜矢に待ち受ける運命とは――。