映画『銀河鉄道の父』の初日舞台挨拶が5月5日(金・祝)TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、出演者の役所広司、菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯、監督を務めた成島出が揃って登壇した。
本作は門井慶喜の直木賞受賞小説を原作に多数のヒット作品を生み出してきた成島出を監督に映画化。役所広司、菅田将暉、森七菜といった名優たちを出演者に、宮沢賢治の生涯を父(政次郎)の視点で描いた。
主演を務めた役所広司は「やっと今日という日を迎えることできました。これでこの映画がひとり歩きして全国を駆け巡るのかなぁという感じがします。これまで成島監督のもとに集まったスタッフ、キャストで一生懸命作った作品です」と挨拶。
思い出に残っているシーンについて森七菜は「ラストシーンが特に好きで、そのシーンだけ観るのと、映画を2時間観てから観るのでは全然違う。この映画を観てくれた人にだけしか感じれない何かがあります。あのシーンを撮影していて夢見心地のような気持ちでした。愛と夢で溢れてとっても素敵なシーンです」と語った。
菅田は撮影中食事制限をしていて差し入れで貰った五平餅を一口しか食べられなく、役所に「残念だったね~物凄く美味しかったよ」と説明され悔しがる。続けて坂井が「差し入れの薄いかりんとうが美味しくて」と話すと「お腹すいてきた」と菅田は苦痛の表情を見せる。菅田は「近くのスーパーで買ってきたキャベツの千切りを食べていました」と話し「可哀想でしょ。それが仕事なんですよ~」と落ち込む。役所は「役者の鏡だね」と褒め称えていた。
イベントの最後に成島監督は「素敵な原作をこのメンバーで撮れて本当に監督冥利に尽きます。僕はこの映画を撮るために映画監督になったんじゃないかと思います。感無量です。皆さんに応援してもらって映画は完成すると思っています。今日はありがとうございました」と舞台挨拶に集まった観客に感謝の言葉を述べた。映画『銀河鉄道の父』は5月5日(金・祝)より全国公開。
映画『銀河鉄道の父』
出演:役所広司 / 菅田将暉 森七菜 豊田裕大 / 坂井真紀 / 田中泯 ほか
監督:成島出
原作 門井慶喜「銀河鉄道の父」(講談社文庫)
脚本 坂口理子
音楽 海田庄吾
主題歌:いきものがかり「STAR」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作:木下グループ
制作プロダクション:キノフィルムズ / ツインズジャパン
配給:キノフィルムズ
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
5月5日(金・祝)より全国公開中
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