香取慎吾、11年ぶりにフジテレビ系連ドラで主演!「レギュラー番組が終わって、それ以来、お台場に来ることはなくなって」


香取慎吾 インタビュー

今作は香取さんにとって、およそ11年ぶりのフジテレビ系連続ドラマ主演作となりますね。

香取:今から7、8年前、フジテレビでずっとレギュラー出演させていただいていた番組が終わることになって、その最終回の収録が終わったとき、レインボーブリッジを渡って帰ったんですね。それ以来、あの橋を渡ってお台場に来ることは、ほとんどなくなって。でも、それだけの長い年月を経たことによって、テレビって、すごくすてきで華やかで、でもその分、テレビを作ることはすごく大変なことなんだ、ということに気づくことができたんですよね。しばらくテレビの世界から離れていたからこそ、逆にテレビのことがよくわかるようになった。だから今は、そんな華やかな世界にまた足を踏み入れられるという喜びと、離れていたからこそ感じるプレッシャーと、その両方を味わっているところです。考えてみると、テレビの仕事の中で…というか、すべての活動の中で、連続ドラマがいちばん大変じゃないかと思うんですよ。映画とか舞台とか、音楽とか、僕は絵の個展なんかもやってますけど、そういった活動と比べても、やっぱり連ドラがいちばん大変なんじゃないかな…。そういう話を、草彅(剛)とも最近よくしてるんですけど(笑)



今作のオファーを受けたときの心境は?

香取:まずはとにかく、びっくりしましたね。でも、すぐに“挑んでみたい”っていう気持ちに変わりました。まぁ、挑むといっても、“楽しみながら演じる”という姿勢は忘れずに、スタッフやキャストの皆さんと一緒に、良いお仕事をしたいなと思ってます。テレビの前の皆さんに“面白かった”って心から言ってもらえるようなドラマになったらいいなと…。僕、すごくちゃんとしたこと言ってますよね(笑)?



今作のあらすじ、プロットについて、どのような印象を持ちましたか?

香取:夢の世界とか、現実とはかけ離れた世界を描いてみせることも、テレビドラマの大切な役割ではあるんですけど、今回のドラマでは、もっと身近なこと、人々の生活の中に垣間見えるようなことも描かれていくことになると思うんです。だから、そういう何気ない事柄が、現実の社会を生きている皆さんにとっての“明日を生きるヒント”になったらいいなって。今は、“素直に前を向いて生きてますか?”って聞かれても、誰も胸を張って答えられないような、そんな時代だと思うので。…いやいや、本当にちゃんとしたコメントだなぁ(笑)



大森一平というキャラクターの印象は?また、一平を演じるにあたっての意気込みや、心掛けようとしていることなどがあれば、教えてください。

香取:一平は、いわゆる“最低男”なんですけど、実際の慎吾ちゃんはとってもいい人なので(笑)、本物の“最低男”になれるように頑張りたいと思います!“今度の慎吾ちゃんは最低だね”って言われたら、こっちの勝ちかなと(笑)。とはいえ、そんな最低な男が、そこからどうやって成長していくのかも、もちろん見届けていただきたいです。いったい彼が、どういうときに何を思い、どんな気づきを得るのか。そのあたりを、監督以下、スタッフの皆さんと話し合いながら探っていきたいと思っています。



主人公の一平は、社会を変えようと選挙に出ることを決意します。そんな一平に、共感する部分はありますか?

香取:政治家の仕事って、僕の仕事とは全く違うけど、考えてみると、けっこう近いところもあるような気がするんです。僕は普段、自分の思いを、歌を歌ったりすることで発信しています。それに共感してくれる人たちがいて、その人たちがたくさん集まってくれて…、ということを仕事としてやっているわけですよね。政治家が、有権者に“世の中を変えたい”という志や思いを伝えて、それを実行していこうとする気持ちと、何となく似ているような気もします。とは言ってもやっぱり、毎日ニュースを見ながら“もっとちゃんとやれる人はいないのか?”なんて言ってる僕みたいな人間と、本気で選挙に出ようと考えている人たちとでは、大きな隔たりがあるのは間違いないですね。自分自身が世の中を変えるんだと決意して、選挙という最初の一歩を踏み出すのは、本当に大変なことだと思うから。だからこの先、一平が選挙に出ようと決めたときに、どんな大きな一歩を踏み出すことになるのか、今から楽しみですね。きっと僕の演じる一平は、最初は軽く考えてるはずだから(笑)



では最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆様へ、メッセージをお願いします。

香取:香取慎吾、久々にフジテレビの連続ドラマに登場します!最近は、各局でたくさんのドラマが放送されていて、選ぶのが大変だと思うんですけど、来年の1月はぜひ、慎吾ちゃんを選んでください(笑)!

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プロデュース:北野拓(フジテレビ ドラマ制作部)コメント

日常生活にあふれるさまざまな問題は、政治とは切り離せずにつながっている。一見、解決が難しそうに見えても、目の前の小さなことからであれば、より良い方向に世の中を変えていくことができる―。そうした希望を今の時代に届けたいと思い、選挙×家族という異色のジャンルを掛け算して、日本一の最低男が家族を、社会を、日本を変えていこうとする物語を作ろうと考えました。


この壮大なチャレンジに主演として香取慎吾さんを迎えることができたのは、この上ない喜びです。香取さん演じる日本一の最低男・大森一平が、家族やその周りの人々が直面する課題とどう向き合っていくのか、その先にある社会をどのように変えていくのか、毎週、見逃さずにぜひ最後まで見ていただけたらと思います。誰もが未来に不安を抱えて生きている今だからこそ、毎週、笑って泣けて、明日への活力になるドラマを、香取さんをはじめとするキャストとスタッフとともに一丸となって届けたいと思います。ぜひご期待ください!




木曜劇場『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』

放送日時:2025年1月スタート 毎週(木) 22時~22時54分

出演:香取慎吾 ほか

脚本:政池洋佑、蛭田直美、おかざきさとこ、三浦駿斗 ※話数順

演出:及川拓郎

プロデュース:北野拓

制作協力:テレパック

制作・著作:フジテレビ

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