俳優の稲葉友(いなば・ゆう/28)が企画・出演を務める舞台「ともだちが来た」が東京・浅草九劇にて10月に公演を行うことがわかった。大鶴佐助、泉澤祐希ら3名による様々な組み合わせでの二人芝居となる。
今回、企画も努める稲葉は2019年に浅草九劇で行われた舞台「エダニク」に出演した際、また浅草九劇で芝居をしたいと企画を考えていたところ、「ともだちが来た」という戯曲に出会い、同世代の俳優とこの芝居をしたいと考え「戯曲を読んだ時、自然と顔が思い浮かんだ大鶴佐助くんと泉澤祐希くんに声を掛けた」そうで、「頼もしく心強い二人と挑みながら作っていきます」と意気込みを見せた。さらに「エダニク」では稲葉友・大鶴佐助と共に浅草九劇の舞台に立ち、過去には「ともだちが来た」に出演し、演出も手掛け、作品と深く関わりのある俳優・中山祐一朗が監修を務める。
本公演では俳優自身が演出を行い、配役は当日舞台上にてコイントスで決定。さらにラスト2公演は出演者と配役の両方を当日コイントスで決定する。直前まで「私」か「友」のどちらの役に立つかわからない状況での挑戦になる。稲葉は「全て未体験な事ですがそんな企画に挑むことの背中を押してくれたのは『ともだちが来た』という作品そのものでした。」と作品自体への期待を明かす。
また、大鶴佐助は稲葉から声をかけられた際、「稲葉友が面白い催しを企んでるという噂が僕の耳に入った。確認してみると、それは僕が想像していたモノよりはるかに挑戦的な企画ですぐに飛びつきました。」と企画への期待を語り、泉澤祐希は「今回のお話をいただいた時は正直かなり迷いましたし、不安でした。舞台経験もそんなにない中、二役を演じなければいけないからです。ですが、稲葉さん、大鶴さんと楽しみながら演じていければと思います」と不安も明かしながら3人で作り上げる舞台を楽しみにしている様子。同世代3人による新たな舞台「ともだちが来た」でどのような化学反応が生まれるのか、公演で確かめてみてください。
稲葉友 コメント
演出家がいない、俳優部三人による二人芝居、一人二役、さらにラスト二公演は誰が板の上に立つか分からない。全て未体験な事ですがそんな企画に挑むことの背中を押してくれたのは「ともだちが来た」という作品そのものでした。その時を逃してしまえば、どんなに願っても巡り合えないものがあると思うのです。そして戯曲を読んだ時、自然と顔が思い浮かんだ大鶴佐助くんと泉澤祐希くんに声を掛けさせて頂きました。頼もしく心強い二人と挑みながら作っていきます。是非とも、劇場まで足をお運びください。
大鶴佐助 コメント
稲葉友君が面白い催しを企んでるという噂が僕の耳に入った。確認してみると、それは僕が想像していたモノよりはるかに挑戦的な企画ですぐに飛びつきました。スタッフ含めカンパニーメンバーは僕としては久々の家族に再会するようで頼もしいです。泉澤祐希君と稲葉友君、同い年の役者と稽古場でどう芝居が立ち上がって行くのか、どういう身体がそこに存在するのか、格闘する日々が続く予感がしますが楽しみです。
泉澤祐希 コメント
「ともだちが来た」に出演させて頂きます、泉澤祐希です。今回のお話をいただいた時は正直かなり迷いましたし、不安でした。舞台経験もそんなにない中、二役を演じなければいけないからです。ですが、稲葉さん、大鶴さんと楽しみながら演じていければと思います。
舞台「ともだちが来た」
公演日程:2021年10月27日(水)~2021年11月7日(日)
出演者:稲葉友、大鶴佐助、泉澤祐希
会場:浅草九劇
作:鈴江俊郎
監修:中山祐一朗
照明:林之弘
音響:畑岡楓
舞台監督:丸山英彦
宣伝:柴田健史
制作:佐々木弘毅
プロデューサー:藤本綾菜
企画:稲葉友