宮田愛萌が3作目の小説『春、出逢い』お渡し会を開催!日向坂46卒業メンバーへエールも!

日向坂46の元メンバー宮田愛萌が8月9日(金)小説現代で連載した小説『春、出逢い』の書籍化、発売を記念したイベントをブックファースト新宿店で開催した。

宮田愛萌が小説『春、出逢い』のお渡し会を開催
宮田愛萌が小説『春、出逢い』のお渡し会を開催

宮田愛萌のデビュー小説は万葉集からインスピレーションを受けた『きらきらし』、二作目は恋愛短編小説集『あやふやで、不確かな』で、今作『春、出逢い』は高校生たちが短歌を詠んで競い合う「短歌甲子園」をテーマに執筆した青春小説。また、作中では宮田愛萌によるオリジナル短歌を約六十首収録した。

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宮田は短歌甲子園をテーマに執筆した理由について「1つ前の作品が恋愛モノだったのですが、恋愛モノを書いて次に何書こうかなってなって、青春モノを書きたいなっていうところから始まりました。青春といえば部活だろうと思って、もともとすごく短歌が好きなのですが、高校生たちの短歌甲子園というものがあるって知って、じゃあそれをテーマに書こうって決めました」と打ち明ける。制作期間については「今年の2月、3月、4月です。2月の頭でプロットをあげて、あとはもう2週間に1本とかで短編書いてました。なので、4月末の時点で第1項は全部上がってる状態でした」と説明した。


登場人物のキャラクターについては「あまり意図して個性をつけようっていう考えは無くて、名前に関して文芸部1年生の名字が植物系で、2年生の名前は全部赤くて、3年生が動物っていう縛りで名前を付けています。あとモブキャラたちは地名が多くて、鉄鋼業が盛んな地名縛りでつけました。また、今回の短歌を作る上で登場人物たちが日常的に使っていそうな言葉で作るっていうのを考えました。裏設定で、このキャラはこういう本が好きかなとか考えたりして、言葉を選んで短歌に落とし込みました」と、こだわりについて明かした。

宮田愛萌
宮田愛萌

先日、日向坂46から4人(加藤史帆・東村芽依・丹生明里・濱岸ひより)の卒業が発表されたことについて問われると「私自身卒業してから、皆様のお力添えがあって3冊目の本を出すことができました。こういう皆様のお力がいただけるのって、アイドル活動があったからだと思います。人からの応援って本当に大事だと思ったので、アイドル活動で学んだことを活かして、のびのびと好きなことをやってほしいなと思っています」とエールを送った。


今回の小説をどういう人に読んで欲しいか問われると「いろいろな方に読んで欲しいのですが、特に高校生とか若い世代の方に読んでいただいて、じゃあ文芸部入ろうかなとか、短歌甲子園出たいとか思ってもらえたらいいなと思っています」と笑顔を見せ、次回作について問われると「苦手だなとか書けないよって思ってたものほど、それが自分の学びとかに繋がって楽しく書けるんじゃないかなと思うので、そういう点でホラーとかあんまり読まなくて苦手なんですが、ホラーとか書いてみたら、もっといろんな作品を読めるようになると思うので挑戦してみたいですね」と願望を明かした。

会見の最後に宮田は「短歌って面白くて、私は短歌を始めてまだ日が浅いんですけど、この31文字が伝えられるものってすごくたくさんあって。なので言葉を尽くすよりも31文字のが伝わる事ってあると思います。どういう言葉を選んだのかとか、どうやって読み取るかとかがすごく短歌の魅力だと思っているので、そういうものが伝わればいいなと思います」と目を輝かせた。宮田愛萌の新刊『春、出逢い』は講談社より好評発売中。


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『春、出逢い』

著:宮田愛萌

ページ数:248

出版社:講談社

発売日:2024年8月9日

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