俳優の宮沢氷魚が、自ら削った版画をプリントした、オリジナルチャリティTシャツを販売開始する。宮沢氷魚自身が企画立案し、商品もプロデュース。収益の一部はセーブ・ザ・チルドレンに寄付される。
今回発売されることが決定したチャリティTシャツは、宮沢氷魚が高校時代から趣味として続けている版画を使用したもの。リノリウムという板にイラストを描き、削り、版画を作るという画法で制作された。今回のチャリティ企画のために、ゼロからすべて宮沢氷魚がプロデュースし、Tシャツを作りあげた。
ボディ前面には、拡声器のイラストに”We will stand”というメッセージが添えられ、ボディ背面首下には、魚のマークをプリント。イニシャルである「H.M」が隠れるデザインとなっている。
今回の企画に関して宮沢は「世界を襲ったコロナウイルス、アメリカで起きた黒人男性の死亡事件、日本国内で大きな犠牲をもたらした自然災害。いてもたってもいられず、だいぶ前からこのチャリティーTシャツを作ろうと決めていました。「今こそ私たちが立ち上がり、団結し、共に歩きましょう!」という想いでこのデザインを作成しました。明るく平穏な未来のために、皆さんの力を貸してください。」とコメントを寄せた。
宮沢氷魚は自身が出演中だった舞台『ピサロ』の公演が、コロナの影響で中断を余儀なくされた。PARCO劇場のオープニングシリーズ第一弾作品であり、渡辺謙との初共演という周囲からも注目を集めた作品だっただけに、その悔しさは計り知れない。そんな宮沢氷魚が、”We will stand”と想いを込め、自らの手で板を削り作り上げ、完成されたTシャツには、強い想いが込められている。