第33回東京国際映画祭 特別招待作品、劇場アニメ『魔女見習いをさがして』の舞台挨拶が11月3日(火・祝)東京・EXシアター六本木で開催され、劇中に登場する3人のヒロインの声を担当した森川葵、松井玲奈、百田夏菜子、監督を務めた佐藤順一、鎌谷悠が登壇した。
1999年から4年間にわたり放送されたテレビアニメ「おジャ魔女どれみ」の20周年記念作品で完全新作の本作は、教員志望でありながらも、進路に戸惑う大学生・長瀬ソラ(森川葵)、望んだ仕事についたものの、職場になじめない帰国子女の会社員・吉月ミレ(松井玲奈)、夢に向けて進学費用を貯めるも、ダメ彼氏に振り回されるフリーター・川谷レイカ(百田夏菜子)と年齢も性格も異なる3人が、「おジャ魔女どれみ」に導かれるような運命的な出会いをし、作品ゆかりの地を旅していく(聖地巡礼)ストーリー。
舞台挨拶で森川は「今は無観客での舞台挨拶も多いですが、やっぱりこうして皆さんの顔を見て、拍手をされる舞台挨拶は嬉しいです。一時は公開延期になって、いつ皆さんにお届けできるのかと思っていました。劇場に行くのが怖いと思う人がいる中で公開しても来てくれるのかな?と不安だったのですが、こうして皆さんの顔を見ていると、あっ全然大丈夫だなという気がします。国を越えて海外でも上映が決まって、世界で愛されている作品なんだと感じました」と、感慨深い様子。
松井はステージ上からハンカチで涙を拭いている観客を見つけ「私たち、おジャ魔女世代が心をグッとつかまれて、この映画に挑んだ気持ちが、皆様にも届いたのかなと思うと、とても嬉しいです」と笑顔を見せた。また、劇中に「これまでの『おジャ魔女どれみ』によく出てきた音楽やキャラクターのリアクションが盛り込まれていて、当時観ていた人たちは、懐かしさを感じていただけたと思います。この映画を観た人の思い出として強く残ってくれたら嬉しいです。」と心の内を明かした。
百田は本作について「劇中で描かれている主人公3人それぞれの悩みは全世界共通で抱えているものなので、観てもらって楽しんでくれれば」と語り、『おジャ魔女どれみ』を観て育った同年代の人には「お母さんと一緒に見て『昔こんなこと言ってたよね』とか『こんなグッズ買って遊んでいたよね』とか、そういう話で、ご両親と盛り上がってほしい」とアドバイスした。また、作中でヒロイン3人が女子旅をしていることに触れ「今は旅行とかなかなか気軽に行けないので、この作品を観て私たちと一緒に旅をしている気分になってもらえたら嬉しい」と笑顔で語った。
最後の挨拶で森川は「魔法は人それぞれ違う魔法を持っていて、気が付かない内に人を元気にしたり、励ましたりしている。じゃあ自分が使える魔法って何だろう?と考えたとき、この映画を観に来てくれた方々がハッピーになったり、ラッキーなことが起こったり、それが私たちが皆さんに、かけられる魔法なのかなと思います。この映画を観に来てくれた人、これから観に来てくれる人たちが、少しでも幸せになってくれたら嬉しいです」と締めくくった。映画『魔女見習いをさがして』は2020年11月13日(金)より全国で公開される。
第33回東京国際映画祭は2020年10月31日(土)~11月9日(月)六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場、東京国際フォーラムで開催。
映画『魔女見習いをさがして』
声の出演:
- 森川葵
- 松井玲奈
- 百田夏菜子(ももいろクローバーZ)
- 千葉千恵巳
- 秋谷智子
- 松岡由貴
- 宍戸留美
- 宮原永海
- 石田彰
- 浜野謙太
- 三浦翔平
主題歌:「おジャ魔女カーニバル!!(魔女見習いをさがしてVersion)」作詞:大森祥子、作曲:池毅、歌唱:MAHO堂
原作:東堂いづみ
監督:佐藤順一、鎌谷悠
脚本:栗山緑
音楽:奥慶一
キャラクターデザイン・総作画監督:馬越嘉彦
アニメーション制作:東映アニメーション
配給:東映
©東映・東映アニメーション
公式サイト:https://www.lookingfor-magical-doremi.com/
映画「魔女見習いをさがして」2020年11月13日(金)より全国公開