女性アイドルグループNMB48の中心メンバーとして活躍し、今年12月に卒業コンサートを控える川上千尋が11月1日（土）紀伊國屋書店新宿本店でファースト写真集『永遠未遂』の発売記念お渡し会を開催した。
本作は、NMB48の中心メンバーとして活躍してきた川上千尋が、華やかなドレスを身にまとった姿、モードっぽい衣装でのキリリとした姿、プールやビーチでの水着カット、ホテルの一室で収めたランジェリーカットなど、さまざまシーンを収録。13年間のアイドル活動の集大成となる本人＆ファン待望のファースト写真集！
会見では「この写真集を発売することは、アイドルとしての最後の夢でした。本当にこうして形にできてうれしいです」と満面の笑みを見せた川上。ファンからも「写真集を出さないの？」という声が届いていたこともあり、今回写真集発売できたことをファンも心から喜んでくれていると感じているのだという。また、この作品は「一生、私の中で思い出に残る作品になった」と強い思い入れを語る場面も。出来上がりについては「まだ編集前に写真を母親に見せて、どう思うとか相談しました。母もずっとアイドル生活を支えてくれていたので、一緒に写真を選んでこの写真集が出来上がったなっていう感じです」と振り返る。
記念すべき1st写真集のタイトルは『永遠未遂』。秋元康氏によって名付けられたタイトルに対し、川上は当初「永遠未遂って何？」と思ったという。しかし、帯のコメントを通じて、13年間のアイドル生活が「これからも続くよ」「永遠になるかもしれない」と思っていた時に卒業を発表したことで、「永遠にはならなかった」という状況を「未遂」として捉えたのだと解釈し、この言葉遊びのような表現が「すごく面白い」と感じたそう。
写真集のコンセプトについて、川上は打ち合わせの際に「ナチュラルさ」を強く意識して伝えたという。また、「絶対にチュールドレスは着たい」とリクエストし、ピンクとグリーンのドレスのイメージを送ったところ、フィッティングの際に「理想のもの」が届いて感動したという。印象に残っている撮影エピソードを聞かれると岩場で撮影したページを見せ、自然が多い場所ゆえに虫やヤドカリなどがいて、寝転ぶのを「躊躇し」でも「いいものを作ろうと顔はキメる」と頑張ったと説明。
お気に入りカットは「裏表紙」と「攻めてる衣装」
お気に入りのカットとして、川上は裏表紙を挙げ、緑のレース衣装が「個人的には表紙にしたかったぐらい」お気に入りだと述べ、もう一枚は、インタビューページの前にあるカットで「大人っぽい一面も見せれた」衣装で、脇の部分が大きく開いていて「こんな何も着ていない服初めて着た」という攻めた衣装だったという。緊張しながら撮影に臨んだものの、「若いからこそ見せられる」肌感を表現できたと感じていて、「ここは堪能して欲しいなと思います」とファンにメッセージを送った。
大の阪神タイガースファンとして知られる川上は写真集を野球に例え、この作品は自身の中で「優勝を決めた本だと思っている」ことから、阪神タイガースの伝説的なバックスクリーン三連発にちなみ、バース・掛布・岡田の3人だと表現。満足のいく1冊だと語った。
メンバーからの反応について聞かれると「あんま言えないこともありますけど」と前置きし、「衣装の色がかぶっていなくカラフルだね」というコメントが多く、中には「中学生男子みたいなコメント」もあると笑いながら告白し、メンバーの平山真衣は攻めているカットを見る際に、角度を変えながら「ちょっと見えへんかな？」と覗き込むなど、「本当に思春期男子みたいな感じでした」とユニークなエピソードを明かした。
ファンへ「13年分の想いを感じてほしい」
今後については「アイドル卒業後は俳優として活動していきたい」と宣言。「高畑充希さんのように、舞台も映像のお芝居もできる俳優さんに憧れています。アイドルで学んだ表現力を生かして、幅広く活躍できるように頑張りたいです」と力強く語った。最後に川上は、ファンへメッセージを送り「この『永遠未遂』は、私の夢が形になった写真集です。等身大の私、少し背伸びした私、そしてアイドルの13年間を文字にしてもらったページもあり、私のこれまでを堪能してもらえたら嬉しいです」と締めくくった。NMB48川上千尋ファースト写真集『永遠未遂』は徳間書店より好評発売中。
川上千尋ファースト写真集『永遠未遂』
撮影：岡本武志
判型：B5判 オールカラー128ページ
ISBN：978-4198660789
出版社：徳間書店
発売日：2025年10月29日（水）
