俳優の木戸大聖が2月22日(土)TOHOシネマズ 日本橋で開催された映画『ゆきてかへらぬ』の公開記念舞台挨拶に登壇した。
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本作の脚本は田中陽造が40年以上前に書いたもので、多くの監督たちが映画化を熱望しながら長い間実現することができなかった、いわば「知る人ぞ知る」幻の脚本。「滅多にない優れたシナリオ」とこの脚本に焦がれ続けていた名匠・根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガホンをとった話題作!木戸は日本を代表する詩人にして生涯350篇以上の詩を残しながら、僅か30歳で夭折した天才詩人・中原中也を演じた。
男女3人の友情、尊敬、嫉妬が入り混じる激しく“赤い青春”を目が眩むほどの熱量で放つ本作。そこで今回の舞台挨拶では登壇者たちの“赤い春”エピソードについてそれぞれ発表することに。木戸は「最近オンラインゲームにハマっていてボイスチャットをオンにしてやっていたんですけど、たまたま小学生の子とゲームをすることになったのですが、僕のせいでゲームに負けてしまって…『何してるの!』と小学生にめちゃくちゃ怒られた。最近はここまで怒られることもなかったから、感情的になったというよりはゴメンなさいという、赤い春でした」と苦笑い。
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その後、登壇者たちには本作のメインキャラクターとなる「泰子」「中也」「小林」の名前が書かれた札が配られ、その札を使用したお題トークを実施。お題は「青春時代を一緒に過ごしたいキャラクターは?」。木戸は自身が演じた「中也」を選び、「動物的な天才さは、青春時代の若さゆえに許されるようなところがあると思う。中也みたいな人と青春時代を過ごしたら、いろんなことに引っ張られて無我夢中になれる青春時代があると思う。その経験が失敗だったとしても、大人になってから生きてくる」としみじみと語った。映画『ゆきてかへらぬ』は全国の映画館で絶賛公開中!
映画『ゆきてかへらぬ』
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出演:広瀬すず、木戸大聖、岡田将生、田中俊介、トータス松本、瀧内公美、草刈民代、カトウシンスケ、藤間爽子、柄本佑
監督:根岸吉太郎
脚本:田中陽造
主題歌:キタニタツヤ「ユーモア」(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
配給:キノフィルムズ
©︎2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会
TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開中!