宮沢氷魚『ちむどんどん』鈍感だけど憎めない、素朴な青年・青柳和彦を好演!

俳優の宮沢氷魚(みやざわひお)が現在放送中のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』に出演。22日、第75回(第15週「ウークイの夜」)が放送された。第15週では、ご先祖さまをあの世へお見送りする最も重要な日「ウークイ」(沖縄のお盆最終日)のために主人公・暢子(黒島結菜)たち4兄妹が久しぶりに沖縄の家に集まる。そこで4人はこれまで知らなかった両親の過去を知ることに。

宮沢氷魚『ちむどんどん』
宮沢氷魚

一方宮沢氷魚演じる青柳和彦も、かねてから沖縄の文化や歴史の取材を自身のライフワークにした
いと志しており、戦争の遺骨収集活動をする嘉手刈(津嘉山正種)への取材チャンスを掴み沖縄へ
向かったのだった。

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優しいけどちょっと鈍感すぎ?!な和彦がついに決意!

記者の仕事には信念をもって誠実に向き合うが恋愛には奥手で、元婚約者である大野愛(飯豊まりえ)と暢子の間で揺れてきた和彦。愛からの別れの手紙でも「優柔不断」「ちょっぴり鈍感だけど誰より思いやりがある」と言われていたとおり、これまで、その優しさ故に優柔不断なところがもどかしくも、素朴さが憎めない人物として描かれてきた。


第75回では、和彦が嘉手刈の沖縄地上戦での壮絶な経験を暢子に語り聞かせる。戦禍で出会った少女を守り切れなかったことを後悔する嘉手刈の分まで、自分は大切な人の手を離さないと誓い、まっすぐな目で暢子の手を握る和彦。それまでの迷いや不器用さを感じさせない姿を見せた。沖縄の美しい海を背に気持ちが通じ合った和彦と暢子は、「結婚しよう」と決意。


幼馴染だった2人がついに結ばれ、視聴者からは「沖縄の青く美しい海、浜辺の2人、ステキでした」「暢子と和彦くん結ばれて良かったあ…!おめでとう…!」「朝からキュンキュンなんですが!」など祝福とともに反響が寄せられた。


宮沢氷魚の軌跡

宮沢氷魚『エール』
宮沢氷魚

NHK連続テレビ小説への出演は『エール』以来2回目となる宮沢。今回『ちむどんどん』への出演が決まった際には、「僕は生まれがアメリカで、生後すぐ日本での生活が始まりました。幼少期からインターナショナルスクールに通っていたこともあり、近所の子供たちや、環境に馴染めない経験もあります。新しい環境に馴染む難しさを知っているからこそ和彦の気持ちはとても理解できます。だからこそ自分から何かを発信したいという気持ちもあります。和彦が大人になり新聞記者になったのもそういう想いがあったからだと感じています。」と、父の仕事の都合で沖縄での生活に飛び込むことになった和彦と自らの経験を重ね、近いものを感じるとコメントしていた。

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そんな宮沢自身は、1994年4月24日アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ生まれの東京育ち。2015年、『MEN’S NON-NO』(集英社)専属モデルに就任すると、2017年には TBS 系ドラマ『コウノドリ』第2シリーズで俳優デビュー。『BOAT』『ピサロ』など舞台でも活躍する一方で、『トドメの接吻』(NTV)『賭ケグルイ』(MBS)など話題作に多数出演。


『偽装不倫』(NTV)でヒロインが恋する’年下イケメン’伴野丈を演じた際には「目だけで素晴らしい演技力」「透明感がすごい!」、「どう切り取られてもしみじみと画になる人」、「伴野丈は氷魚くんにしかできない!」等、芝居に併せその透明感あふれる美しいビジュアルでも注目を集め多くの女性を”沼落ち”させ大旋風を巻き起こした。


社会からの差別や偏見に向き合いながらも、ともに生きていこうとする同性カップルを繊細に演じた初主演映画「his」では第12回TAMA映画賞最優秀新進男優賞、第45回報知映画賞新人賞、第42回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、日本映画批評家大賞新人男優賞(南俊子賞)を受賞。さらに映画『騙し絵の牙』では第45回日本アカデミー賞新人賞を受賞している。今後も映画『グッバイ・クルエル・ワールド』や『エゴイスト』等多数の出演作が公開を控え、2作同時公開で話題のアニメ映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』では主人公・暦役で声優に初挑戦。俳優として、名実ともに着実に駆け上がっていく宮沢の活躍からますます目が離せない。

宮沢氷魚
宮沢氷魚


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